欧米から「欧州最後の独裁者」と批判されるルカシェンコ大統領が統治するベラルーシに、民主化を求めるメッセージ付きのクマのぬいぐるみが投下され、ルカシェンコ大統領が激怒し領空侵犯を許した空軍高官らが解任されるなどの粛清騒ぎに発展しています。
「民主化ぬいぐるみ」を投下したのはスウェーデンの広告会社幹部の民主活動家で、7月4日にリトアニアからベラルーシの首都ミンスク近郊に飛来し、「自由な言論を」などというメッセージ付きのぬいぐるみを800個投下しリトアニアに戻ったといいます。
防空体制が整っていなかったから今回のような大それた民主化活動ができたのでしょうが、逆に防空体制が万全であったなら危険ですし、防空設備に投資されるようなら逆効果じゃないのかなとも思えます。
Новае відэа з мядзведзікамі!
【Belarus fires generals after teddy bears drop from the sky – latimes.com】
【Белсат ТВ – Навіны – Дэсант мядзведзікаў. Відэа з Івянца (Новае відэа!)】
【「民主化ぬいぐるみ」投下された独裁者激怒 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)】
防空体制の甘さを露呈した形となったため、当局は領空侵犯の事実を否定し続けたが、投下されたぬいぐるみの写真がネット上で広がり、ルカシェンコ大統領は7月26日、軍や国境警備当局の幹部を前に事実と認めて「どう説明するのか」と怒りをぶちまけた。31日には空軍司令官ら2人が解任され、ネットに写真を掲載した男性記者も拘束された。