山形県は18日、新庄市の飲食店で食事した5人が嘔吐や下痢などの症状を訴えた問題で、同点で提供された韓国産のヒラメの刺し身から寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ(クドア)(Kudoa Septempunctata)」が検出されたと発表しました。
今回は山形の飲食店で出された韓国産ヒラメでしたが他にも寄生虫「クドア」に感染していたヒラメによる被害は起きており、産地などは分かりませんが、静岡や大阪でもクドアによる食中毒症状の患者が出ていました。静岡ではその旅館を11日から当分の間、営業禁止処分とされています。
クドアによる食中毒は、食後4~8時間程度で発症し、一般に重症化することなく回復するとされています。対策としては75度で5分以上加熱したり、氷点下15~20度で4時間以上凍結したりすることで予防できることが確認されています。
人間に感染しないとされた寄生虫だったため、これまで安全とされていたのですが、厚生労働省によると昨年6月から食中毒の原因物質として加えられました。
天然より養殖のヒラメのほうが寄生虫「クドア」に感染する傾向があるといい、刺身などの生食では調理法などに注意が必要かもしれません。
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