トランプの高市支持に噛みつく野党とメディア、中国の高市批判には沈黙する二重基準

トランプの高市支持に噛みつく野党とメディア、中国の高市批判には沈黙する二重基準

トランプ氏が日本の衆院選を前に高市首相への「全面的支持」を表明したことは、「内政干渉」にあたるとの強い批判が専門家や野党から出ています
一方で、中国外務省による高市首相の選挙演説への批判1について、日本の野党やメディアの反応は、中国の行為を「内政干渉」として批判することはせず、むしろ高市首相の発言内容(改憲や安保政策)を問題視しています。

トランプの高市支持に噛みつく野党とメディア、中国の高市批判には沈黙する二重基準
トランプの高市支持に噛みつく野党とメディア、中国の高市批判には沈黙する二重基準

もちろん、海外の大統領や政府機関が日本の首相を指示したり選挙での発言に意見を述べて影響があるような行動は慎むべきでしょう。
しかしながら、そこはあっちは駄目でこっちは沈黙するような政治家やメディアのダブルスタンダード(二重基準)の姿勢はいかがなものなのでしょうか。

そしてメディアにいたっては、選挙において「公平・中立」であるべきで、メディアが選挙において「公平・中立」であるべき理由は、主に「民主主義のインフラ」としての役割を担っているからです。

目次

メディアは選挙において公平でないといけない理由

有権者の「知る権利」と「判断」を守るため

民主主義において、国のリーダーを選ぶのは主権者である国民です。有権者が正しい判断を下すためには、各候補者や政党の政策、メリット・デメリットを「偏りなく」知る必要があります。
もしメディアが特定の候補だけを有利に報じたり、逆に特定の候補を貶めるような報じ方をすれば、国民は「歪められた情報」に基づいて投票することになり、選挙の結果そのものが正当性を失ってしまいます。

放送法第4条による法的義務

日本のテレビやラジオなどの放送局には、放送法第4条によって以下の義務が課せられています。

  • 「政治的に公平であること」
  • 「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」

これは、電波という「国民共有の限られた財産」を利用してビジネスを行っているため、特定の政治勢力に加担して世論を操作することを防ぐためのルールです。
※新聞にはこの法律の適用はありませんが、新聞倫理綱領において「公平・公正」を自主的なルールとして掲げています。

「第4の権力」としての責任

メディアは政府(立法・行政・司法)を監視する「第4の権力」と呼ばれます。それほど大きな影響力を持つ存在が、自ら政治的なプレイヤーとなって特定の候補を勝たせようと動けば、チェック機能を失い、権力との癒着や言論統制を招く危険があります。
特に今回のように「外国勢力による干渉」が疑われる場面では、メディアが冷静かつ中立に情報を整理しなければ、国民が「外部の圧力」と「メディアの誘導」の両方にさらされることになってしまいます。

メディアの「公平」への不信感

近年、SNSの普及により、メディアが「どの事実を報じ、どの事実を報じないか(アジェンダ・セッティング)」を決める過程そのものが、実は「不公平」ではないかという不信感が高まっています。

  • トランプ氏の発言は「法的・倫理的な正義(内政干渉)」の観点で批判する。
  • 中国の批判は「現実的なリスク(外交問題)」の観点で紹介する。

このように、「批判の切り口を使い分けること自体が、実質的な不公平を生んでいる」という指摘が、ネットを中心に強まっているのが現状です。

メディアが「公平」を失うと、国民はメディアそのものを信じなくなり、情報がさらに断片化・過激化するという悪循環に陥ります。

マスメディアとは何か 「影響力」の正体 (中公新書) | 稲増一憲 | 本・図書館 | Kindleストア | Amazon

マスメディアとは何か 「影響力」の正体 (中公新書) | 稲増一憲 | 本・図書館 | Kindleストア | Amazon

「マスコミの偏向を信じるな」。インターネットの接触が増えるにつれて、高まる既存メディアへの不信。これまで不動の地位を築いてきた新聞、ラジオ、テレビに、近年は不要論まで語られる。視聴者に大きな影響を及ぼし、偏向報道で世論を操るという「負のイメージ」は、果たして真実なのか。本書では、マスメディアの「影響力」を科学的に分析。問題視される偏向報道、世論操作などの実態を解明し、SNS時代のメディアのあり方の検討を試みる。

内政干渉とは

内政干渉(ないせいかんしょう)とは、一国が他国の国内問題(政治、経済、社会制度など)に対して、強制的な手段や不当な圧力を用いて介入することです。

基本原則:内政不干渉2

国際連合憲章などに基づき、各国は他国の国内事項に干渉してはならないという「内政不干渉の原則」が国際法の根本的なルールとなっています。これは、各国の主権を尊重し、独立を守るためのものです。

「干渉」とされる主な例

  • 選挙への介入: 他国の選挙において特定の候補者を支持したり、サイバー攻撃などで世論操作を試みたりすること。
  • 武力・経済圧力: 軍事的な威嚇や、不当な経済制裁を用いて他国の政策を変更させようとすること。
  • 体制への批判: 他国の法律や統治システムに対して、公然と非難や変更を迫ること。

現代の議論:人権と干渉

近年では、「深刻な人権侵害」や「ジェノサイド(集団殺害)」がある場合、それを批判したり制裁を科したりすることは、もはや単なる「内政」ではなく国際的な関心事である(=内政干渉には当たらない)という考え方が強まっています。
一方で、批判を受けた国が「これは不当な内政干渉だ」と反論し、人権問題への議論を拒むケースも多く見られます。

トランプ氏の高市氏支持発言は内政干渉になるか?

トランプ氏が日本の衆院選を前に高市首相への「全面的支持」を表明したことは、「内政干渉」にあたるとの強い批判が専門家や野党から出ています

一般的に、他国の選挙期間中に外国の首脳が特定の政治家や勢力を支持することは、その国の有権者の判断に影響を及ぼそうとする行為とみなされ、国際法上の「内政不干渉の原則」に抵触する恐れがあるためです。

なぜ「内政干渉」とされるのか

  • 野党の批判
    日本共産党の田村委員長は「内政干渉であり許されない」と厳しく批判しています。また、他の中道・保守系野党からも「主権の侵害ではないか」といった懸念の声が上がっています。
  • 日本政府の立場
    佐藤景官房副長官は「米側からの提案に基づき会談の調整を行っている」と述べるにとどめ、支持表明そのものへの直接的な評価(内政干渉か否か)については回答を控えています。
  • 中国の反応
    中国外務省は、トランプ氏の支持表明について「選挙は日本の内政事項であり、コメントしない」として、内政問題であることを強調する姿勢を見せています。

米大統領の首相支持、野党反発 共産「まさに内政干渉」【2026衆院選】:時事ドットコム
首相は「米大統領のお気に入り」 野党皮肉、「内政干渉」と反発も:東京新聞デジタル
(社説)米大統領の支持 許されない内政干渉だ:朝日新聞
高市氏は「トランプ氏のお気に入り」 野党皮肉、「内政干渉」反発も | 毎日新聞
[社説]トランプ氏の干渉は不適切だ – 日本経済新聞
共産・田村委員長「トランプ氏の高市氏支持、内政干渉で許されない」 [日本共産党][高市早苗首相 自民党総裁]:朝日新聞
衆議院選挙:トランプ氏「高市首相を全面的に支持」、選挙期間中に異例の表明…「日本国民を決して失望させない!」とも : 読売新聞

専門家の見方

  • 対中戦略としての思惑: トランプ氏の支持は、対中強硬姿勢を示す高市氏を後押しすることで、アジアにおける自国の安保戦略を有利に進めたいという狙いがあるとの分析があります。
  • 「恩売り」の指摘: 選挙前に支持を打ち出すことで、高市氏が勝利した際に、後の外交交渉で優位に立とうとする「恩売り(ディール)」の一環であるとの見方も出ています。

結論として、国際慣例や民主主義の原則に照らせば「不適切な内政干渉」と批判される余地が多分にありますが、高市氏側にとっては「強力な同盟国の支持」という実績として選挙に活用される側面もあり、国内の評価は分かれています。

中国外務省は高市首相の選挙演説を批判

中国外務省による高市首相の選挙演説への批判について、日本の野党やメディアの反応は、中国の行為を「内政干渉」として批判するものよりも、むしろ高市首相の発言内容(改憲や安保政策)を問題視する動きが目立ちます。

野党の反応:中国よりも「首相の発言」を批判

日本の主要野党は、中国側の批判を「不当な介入」と糾弾するより、高市首相の演説内容が中国を刺激し、地域の緊張を高めているとして首相の外交姿勢を厳しく批判しています。

  • 日本共産党
    田村智子委員長らは、高市首相の台湾有事に関する発言や憲法改正への意欲について「極めて危険だ」とし、発言の撤回を求めています。
  • 中道改革連合
    野田佳彦氏らは高市首相を「トランプ氏のお気に入り」と皮肉りつつ、その外交・安保政策が波紋を広げていることを問題視しています。
  • れいわ新選組
    大石晃子共同代表らが、高市首相の言論を「根拠がない」「民衆を煽動している」として冷静な対応を呼びかけています。

 日本メディアの反応:論調の分かれ

日本のメディアも、中国外務省の批判をニュースとして報じていますが、それ自体を強く非難する論調は限定的です。

  • 批判的な報道
    複数のメディアが、高市首相の演説(自衛隊の明記など)がアジア近隣諸国の不信を招いているという文脈で中国の反応を伝えています。
  • 「内政干渉」議論の逆転
    むしろ、一部のメディアや野党は、トランプ前大統領による高市支持発言の方を「明確な内政干渉である」として問題にしており、中国の批判については「日本側の失言が招いた結果」として捉える傾向が見られます。

日本政府の対応

政府側(外務省)は、中国外務省の批判に対し「極めて不適切である」と抗議し、駐日中国大使を呼び出して直接抗議3を行うなどの措置をとっています。 

このように、「中国の批判は内政干渉だ」と怒る声よりも、国内では「高市首相の発言が日中関係を悪化させている」という国内向けの批判の方が、野党や一部メディアの間では強く出ている状況です。

自民党や高市批判している新聞社の社説や論者の比較

各紙の社説や論調を比較すると、「誰による干渉か」および「干渉の内容が自社の主張と一致するか」によって、驚くほど対照的な反応を示しています。

特にリベラル系紙はトランプ氏を「民主主義の破壊者」として厳しく批判する一方、中国の批判については「日本の過失」を強調する傾向があります。

主要紙・論者の主張比較

媒体・論者トランプ氏の支持発言への見解中国外務省の批判への見解
朝日新聞「言語道断の内政干渉」
民主主義の根幹である選挙を歪める暴挙であり、高市氏もこれを拒絶すべきと主張。
「日本側に原因がある」
中国を刺激する高市氏の安保政策や歴史認識が摩擦を招いており、外交努力が足りないと批判。
毎日新聞「日米関係を危うくする」
特定の候補に肩入れすることは、将来的な日米関係に禍根を残すと批判。
「近隣諸国の懸念は当然」
内政干渉という言葉は使わず、アジアの安定を損なう高市氏の姿勢を問題視。
産経新聞「心強いエール」
内政干渉との批判は承知しつつも、日米同盟の深化を望む声として肯定的に報道。
「不当な内政干渉に屈するな」
中国の批判こそが主権侵害であり、毅然とした態度をとるべきだと政府を鼓舞。
読売新聞「異例であり慎重であるべき」
手続き上の異例さを指摘しつつ、日米安保の観点から中立に近い立場で事実報道。
「中国の介入を許してはならない」
中国による選挙への影響力行使を警戒し、政府の抗議を支持。

メディア不信――何が問われているのか (岩波新書) | 林 香里 |本 | 通販 | Amazon

メディア不信――何が問われているのか (岩波新書) | 林 香里 |本 | 通販 | Amazon

「フェイクニュース」「ポスト真実」が一気に流行語となり、世界同時多発的にメディアやネットの情報の信憑性に注目が集まる時代。権威を失いつつあるメディアに求められるプロフェッショナリズムとは? 市民に求められるリテラシーとは? 独英米日の報道の国際比較研究を通して民主主義を蝕む「病弊」の実像と課題を追う。

特徴的な論者の視点

  • リベラル派論者(例:望月衣塑子氏、山口二郎氏など)
    トランプ氏に対して: 「独裁者同士の共鳴」「日本の主権が売り渡されている」と非常に強い言葉で非難します。
    中国に対して: 「中国の反発は予測できたはずだ」「高市氏の言動が国益(経済関係など)を損なっている」と、「原因を作った側(高市氏)」の責任を追及します。
  • 保守系論者(例:門田隆将氏、阿比留瑠比氏など)
    トランプ氏に対して
    「世界最強のリーダーが認めた」「これこそ真の同盟」と歓迎し、内政干渉という批判を「左翼の言いがかり」と一蹴します。
    中国に対して
    「これぞ典型的な内政干渉だ」「野党やメディアが中国と足並みを揃えるのは異常だ」と、「批判のダブルスタンダード」を激しく攻撃します。

なぜバランスが崩れるのか

結局のところ、多くのメディアや野党にとって「内政干渉」という言葉は、「自分の嫌いな政治家が有利になる外部勢力の動き」を叩くための武器として使われています。

  • トランプ支持 → 高市氏が有利になるから「内政干渉」と叩く。
  • 中国批判 → 高市氏を叩く材料になるから「正当な懸念」として受け入れる。

この構造が、ご指摘のような「バランスの悪さ」を生む直接的な原因となっています。

メディアがどのようなキーワードで批判を展開しているか

朝日新聞・毎日新聞(リベラル系)

これらのメディアは、トランプ氏には「民主主義のルール」を突きつけ、中国の批判に対しては「日本の外交責任」を問う書きぶりを徹底しています。

対トランプ氏へのキーワード

  • 「主権の侵害」
    日本の首相を米国が決めるかのような構図を強調。
  • 「民主主義の逸脱」
    選挙という神聖なプロセスへの介入をタブー視。
  • 「独裁への親和性」
    トランプ氏と高市氏を「右派ポピュリズム」としてひとくくりにする。
具体的な書きぶり(イメージ)
「外国の指導者が特定の候補を支持するのは、日本の有権者を愚弄する厚顔無恥な内政干渉だ。高市氏はこれを誇るどころか、毅然と拒絶すべきではないか。民主主義の根幹が揺らいでいる。」

対中国批判へのキーワード

  • 「負の連鎖」
    高市氏の発言が中国の反発を招くという自業自得感。
  • 「外交的失策」
    中国の批判を「干渉」と呼ばず、「懸念」や「不信感の表れ」と表現。
  • 「孤立化」
    近隣諸国と対立することが国益を損なうと論じる。
具体的な書きぶり(イメージ)
「中国側が反発を強めるのは、高市氏の歴史認識や安保政策が周辺国の警戒を呼び起こしているからだ。批判を『内政干渉』と切り捨てるだけでは、外交の行き詰まりを打破することはできない。」

産経新聞(保守系)

産経新聞はリベラル系と真逆の論陣を張ります。トランプ氏を「同志」として扱い、中国を「侵略者・干渉者」として描き出します。

対トランプ氏へのキーワード

  • 「強固な絆」
    内政干渉という言葉を避け、「期待の表れ」と読み替える。
  • 「現実主義」
    厳しい安保環境において、米国の支持は不可欠だと正当化。
  • 「左派の過剰反応」
    批判する野党や他紙を「日米離間を狙っている」と攻撃。
具体的な書きぶり(イメージ)
「トランプ氏の異例の支持表明は、高市氏の指導力への高い評価に他ならない。これを内政干渉と騒ぎ立てる勢力こそ、日米同盟の強化を恐れているのではないか。」

産経新聞と朝日新聞 | 吉田 信行 |本 | 通販 | Amazon

産経新聞と朝日新聞 | 吉田 信行 |本 | 通販 | Amazon

日本の言論はなぜ分断したのか

◎北京の特等席に座り続ける新聞と追放された新聞
◎「あえて書かない」新聞と言論裁判に苦しめられた新聞
◎GHQに屈した新聞とGHQと闘った新聞
◎護憲しか考えてはいけない新聞と改憲に理想を求める新聞
◎戦前から大東亜共栄圏を理想とする新聞と脱亜入欧を訴える新聞
◎平和だけを目的とした新聞と平和の維持を考える新聞
◎日本を敵視する国から「友好的」と褒められる新聞と「極右」と蔑まれる新聞

だから我々はGHQ、中国共産党、日本共産党、青瓦台、金政権、
そして朝日新聞と闘った!

「極左も極右も排す」真の自由主義を説いた戦前の思想家、河合栄治郎。
「強い日本」づくりを目指した明治の思想家、福澤諭吉。
産経新聞に2人の遺志が脈々と受け継がれていることは意外に知られていない。
一つの言論しか許されない社会は独裁社会であり、暗黒社会である。
産経の存在と主張、さらに言えばその魂をもっと広く知ってほしい。

本書は戦後マスコミ界の裏面史である!

《おもな内容》
第一章 二つの「中国」に向き合う
第二章 言論裁判に勝つ
第三章 福澤諭吉と河合栄治郎
第四章 司馬遼太郎の遺言
第五章 朝日が目指す「大東亜共栄圏」
第六章 追い込まれるメディア

対中国批判へのキーワード

  • 「主権侵害」
    中国外務省の言葉を「不当な圧力」と断定。
  • 「選別の自由」
    日本のリーダーを中国に忖度して選ぶ必要はないと強調。
  • 「恫喝外交」
    中国の姿勢を「民主主義への挑戦」として描き出す。

批判のロジック(まとめ)

比較ポイントリベラル系メディアのロジック保守系メディアのロジック
トランプ発言「主権侵害」として理論武装。「信頼の証」として歓迎。
中国の批判「外交の失敗」として日本を叩く。「内政干渉」として中国を叩く。
矛先常に高市氏(自民党)に向かう。常に中国や国内リベラル派に向かう。

多くのメディアにとって、「内政干渉」という概念は「相手を攻撃するためのツール」になっており、一貫した定義で運用されているとは言い難い状況です。

トランプ氏の発言も中国の批判も、「外部から選挙結果をコントロールしようとする意図」がある点では同質ですが、メディアは自社の政治的スタンスに都合の良い方だけを「悪」として強調しています。

メディアの「ダブルスタンダード」を指摘するネット上の反応

ネット上でよく見られる批判の構図

SNSでの議論は、主に「メディアの論理矛盾」を突く形で行われています。

  • 「都合のいい内政干渉」というレッテル
    「トランプ氏が言えば『主権侵害』と大騒ぎし、中国が言えば『日本の失言が悪い』と諭す。メディアにとっての内政干渉は、自分の嫌いな政治家を叩くための武器でしかない」という批判が、保守的なユーザーを中心に拡散されています。
  • 「主権の所在」への疑問
    「中国の顔色を伺って首相を選ぶことこそ、究極の内政干渉(あるいは属国化)ではないか」という声。中国外務省の批判をそのまま紹介するメディアに対し、「中国の広報紙なのか」といった厳しい言葉が飛び交います。
  • 「ブーメラン」という指摘
    野党がトランプ氏を「内政干渉だ」と批判した直後、中国の批判を引用して高市氏を叩き始めると、「さっきの発言が自分たちに跳ね返っている(ブーメラン)」と揶揄されるのが定番の反応です。

SNSで拡散される具体的なフレーズ・ハッシュタグ

  • 「メディアのダブスタ」:二重基準を象徴する言葉。
  • 「報道しない自由」:中国の干渉を「内政干渉」と呼ばずに報じるメディアの姿勢を批判する際に使われます。
  • 「特亜(特定アジア)忖度」:中国や韓国の意向を優先していると主張する層が使う言葉。
  • 「外圧の使い分け」:自分たちに都合の良い外国の反応(例:国連の人権勧告など)は「国際社会の声」と呼び、都合の悪い反応(例:トランプ氏の支持)を「内政干渉」と呼ぶ姿勢への皮肉。

反対勢力(リベラル派ユーザー)の反論

一方で、メディアを支持、あるいは高市氏を批判する層からは以下のような反論が出ています。

  • 「干渉の性質が違う」
    「トランプ氏は選挙結果を左右しようとする能動的な介入。中国は日本の安保政策に対する懸念の表明(リアクション)。これらを同列に並べるのは論理のすり替えだ」という主張です。
  • 「実害の有無」
    「中国を怒らせることで経済的な報復を受けるリスク(実害)をメディアが警告するのは当然だ」という、実利を重視する視点です。

議論の焦点:結局、誰が一番「内政干渉」しているのか?

SNSでの議論の終着点は、しばしば「日本のメディアそのものが内政干渉(世論操作)をしている」という結論に向かう傾向があります。

「外国の声を恣意的に切り取って、選挙をコントロールしようとしているのは、他ならぬ日本の既存メディアではないか」

という不信感です。これにより、既存メディアを介さず、SNSやYouTubeを通じて直接情報を取ろうとする動きが加速しています。

ネット上では、メディアの論調のズレを「公平性の欠如」と見なす声が圧倒的です。
「内政干渉」という言葉の定義が、政治的・思想的な立ち位置によって全く異なるため、もはや客観的な議論が成立しにくい「ポスト真実(感情や信念が事実より優先される)」の状態になっていると言えます。

特定のインフルエンサーや著名人の発言

2026年の衆院選を巡るトランプ氏の「高市支持」と中国外務省の批判を巡っては、論壇やSNSでも激しい「言葉の応酬」が続いています。

メディアの二重基準を批判する層(保守系・現実主義派)

彼らは主に、トランプ氏への批判と中国への沈黙(あるいは同調)のギャップを「不公正」として攻撃しています。

  • 門田隆将氏(作家・ジャーナリスト)
    発言趣旨
    「中国の露骨な内政干渉には沈黙し、トランプ氏の友情による支持表明だけを叩くオールドメディアと野党は、一体どこの国の代弁者なのか」と強く批判。
    キーワード
    「売国」「偏向報道」「ダブルスタンダードの極み」。
  • 阿比留瑠比氏(産経新聞論説委員)
    発言趣旨
    日本のメディアが中国の批判を「当然の懸念」として紹介することを「事大主義(強者に媚びること)」と断じ、「自国のリーダーを他国の基準で選ぼうとするメディアこそが民主主義の敵だ」と主張。
  • ほんこん氏(芸人・コメンテーター)
    発言趣旨
    YouTubeやSNSで「トランプさんが言うたら内政干渉で、中国が言うたら『日本の外交が悪い』って、そんなアホな話あるか。自分らで物事考えろ」と直球の表現で発信し、多くの共感を得ています。

高市氏の姿勢を危惧する層(リベラル派・国際協調派)

彼らは「内政干渉か否か」という言葉の定義よりも、実質的な「外交リスク」を優先して論じています。

  • 山口二郎氏(政治学者)
    発言趣旨
    トランプ氏の支持を「右派ポピュリズムの連帯」と批判。中国の反発については「内政干渉という言葉で片付けるべきではなく、周辺国との対話を拒絶する高市政治が招いた必然的な危機」と分析。
  • 望月衣塑子氏(記者)
    発言趣旨
    トランプ氏の発言を「日本の民主主義を破壊する暴挙」として徹底追及。一方で、中国の反応は「日本が軍事偏重に傾くことへの周辺諸国の正当な警告」という文脈で発信。
  • 古市憲寿氏(社会学者)
    発言趣旨
    冷めた視点から「どっちもどっち」というニュアンスを出しつつ、「トランプさんに支持されることが本当にプラスなのか、中国を怒らせることが国益にかなうのか、冷静な損得勘定が必要」と、イデオロギー論争から距離を置いた発言。

特徴的なSNSの炎上・論争事例

  • 「内政干渉」の定義合戦
    ある著名なリベラル系知識人が「トランプは不当な介入、中国は正当な抗議」と投稿したところ、数万件の「いいね」とともに、同数の「ダブスタ乙(二重基準お疲れ様)」というリプライが付き、大炎上するケースが頻発しています。
  • 「外圧」の選別
    「国連(の委員会)が日本の皇室制度や夫婦別姓に口を出すのは『国際標準』と呼び、トランプが口を出すのは『内政干渉』と呼ぶ。この使い分けこそが世論操作だ」という指摘が、X(旧Twitter)で数万リポストされるなど、有権者の「メディア・リテラシー」が試される事態となっています。

まとめ:議論の核心

著名人の間でも、「主権(ルール)を重視するか、外交的影響(結果)を重視するか」で、内政干渉の捉え方が真逆になっています。

  • ルール重視派: 「誰であれ外国が日本の選挙に口を出すのはアウト」
  • 結果重視派: 「味方(トランプ)の応援はOKだが、敵(中国)の干渉はNO」あるいはその逆

結果として、「自分にとって都合の良い干渉は『支援』や『忠告』と呼び、都合の悪い干渉を『内政干渉』と呼ぶ」という構図が、インフルエンサー界隈でも定着してしまっています。

票読みのヴィクトリア(1) (モーニングコミックス) | 鈴木コイチ, オキモト・シュウ | 青年マンガ | Kindleストア | Amazon

票読みのヴィクトリア(1) (モーニングコミックス) | 鈴木コイチ, オキモト・シュウ | 青年マンガ | Kindleストア | Amazon

大統領選挙からPTA選挙まで、すべての選挙には必勝法がある!
最強の選挙コンサルタント・赤城翼が、あらゆる選挙をエンターテインメントに昇華する!

これを読めば、選挙の楽しみ方がわかる! 選挙に行きたくなる!
まったく新しい選挙エンタメマンガの開幕です!

Amazon.co.jp: 歴史劇画 大宰相 第一巻 吉田茂の闘争 (講談社文庫) eBook : さいとう・たかを, 戸川猪佐武: Kindleストア

Amazon.co.jp: 歴史劇画 大宰相 第一巻 吉田茂の闘争 (講談社文庫) eBook : さいとう・たかを, 戸川猪佐武: Kindleストア

敗戦、GHQによる日本占領が始まった……。幣原喜重郎内閣打倒後、総理と目されていた鳩山一郎は公職追放され、昭和21年5月、吉田茂が総理大臣に就任。以後、脈々と続く「吉田学校」の始まりだった。党人派と吉田派の仁義なき闘いの幕が切って落とされた。戸川猪佐武のベストセラー『小説吉田学校』を、劇画界の巨匠さいとう・たかをが描いた、傑作戦後日本史全10巻!
講談社文庫版解説:手嶋龍一「現代日本によみがえる吉田茂」

楽天ブックス: ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください – 西田 亮介 – 9784534059161 : 本

楽天ブックス: ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください - 西田 亮介 - 9784534059161 : 本

「政治は政治家がすること。国は勝手に動く。ぼくたちは無関係。」でも、それで大丈夫?気鋭の社会学者による“いまの政治”を“自由の価値”と“コスト”で読み解く白熱講義。

今さら聞けない『日本政治の超基本』 正しくニュースを理解するために (今さら聞けない超基本シリーズ) | 朝日新聞社 |本 | 通販 | Amazon

今さら聞けない『日本政治の超基本』 正しくニュースを理解するために (今さら聞けない超基本シリーズ) | 朝日新聞社 |本 | 通販 | Amazon

「超基本シリーズ」15作目は「日本の政治」です。
選挙のルールや、政党・国会運営の仕組み、内閣の役割、地方自治とは?
世界の中で日本の立ち位置はどうなっている?
今さら聞けない日本政治の仕組みを、新聞記者が最新データで詳しく解説します。
正しくニュースを理解するために。選挙で適切な候補者に投票するために。
政治への苦手意識を打破する入門書です。

  1. 高市首相の選挙演説を批判 中国外務省(時事通信) – Yahoo!ニュース ↩︎
  2. 内政不干渉の原則 – Wikipedia ↩︎
  3. 日本:高市外相の台湾発言は公式見解を反映したに過ぎない | NHKワールド JAPANニュース ↩︎