中米コスタリカ沖でサメ漁船への妨害活動を行ったとしてドイツ当局に逮捕されていた、反捕鯨団体シーシェパード(Sea Shepherd)の代表ポール・ワトソン容疑者(61)がドイツからいなくなり所在不明になっている問題で、ポール・ワトソン容疑者(61)が、身柄を日本に引き渡される恐れがあるためドイツを出国したとの声明を出したそうです。
声明は、ワトソン容疑者がコスタリカに引き渡されれば、日本政府が同国に容疑者の移送を要請する恐れがあることが分かったため、ドイツから出国したとしています。
【シーシェパード代表ワトソン容疑者、保釈先のドイツで所在不明 逃亡の可能性 | CUTPLAZA DIARY】
シーシェパードといえば、これまで幾度となく日本の捕鯨船に妨害と称して危険なテロ行為をされていました。
その経緯で日本も2010年に国際刑事警察機構(ICPO)にシーシェパード代表ワトソン容疑者を国際手配しています。
それ以前に、コスタリカでも同様の妨害と称した危険なテロ行為で逮捕状が出ているのなら、取り調べを受けるべきですね。
【反捕鯨代表、日本移送恐れ出国 ワトソン容疑者 – 47NEWS(よんななニュース)】
反捕鯨団体「シー・シェパード」は25日、中米コスタリカ当局が出した危険航行容疑の逮捕状によりドイツで逮捕され、保釈中だった代表のポール・ワトソン容疑者(61)が、身柄を日本に引き渡される恐れがあるためドイツを出国したとの声明を出した。
声明は、ワトソン容疑者がコスタリカに引き渡されれば、日本政府が同国に容疑者の移送を要請する恐れがあることが分かったため、ドイツから出国したとしている。
【時事ドットコム:シー・シェパード代表、日本への身柄引き渡し恐れ逃亡か】
SS幹部のスーザン・ハートランド氏は、ワトソン代表の出国を確認する一方、どこにいるかは知らないと述べた。その上で、「代表がコスタリカに引き渡されていたら、日本政府が捕鯨妨害容疑について申し開きさせるため代表の身柄引き渡しを求めたかもしれない。そう信じるだけの根拠を信頼できる情報源から得ている」と語った。
ワトソン代表も以前、日本がドイツに身柄を引き渡すよう圧力をかけている可能性に言及していた。 〔AFP=時事〕
ワトソン代表は、保釈金を支払って保釈され、現在は、1日1回、ドイツ国内の警察への訪問が義務づけられていますが、フランクフルトの裁判所によりますと、今月22日から連絡が取れなくなりました。
ワトソン代表の弁護士が裁判所に対して、「目的は分からないが、代表は、すでにドイツを去った」と説明したため、裁判所は、24日、ワトソン代表が国外に逃亡した可能性があるとして、保釈を認めた決定を取り下げました。
ワトソン代表を巡っては、ドイツの裁判所が、代表の身柄をコスタリカ政府の要請に基づいて、引き渡すかどうかの判断を、来月中旬にも示すことになっていました。