経団連の米倉弘昌会長(住友化学会長)は河野洋平前衆院議長など政治家や経済界会長らとともに中国共産党序列4位で党政治局常務委員の賈慶林(ジアチンリン)人民政治協商会議(政協)主席と会談しました。
会談後に「非常にいい会談だった。(日中関係の)解決の糸口がつかめたのではないか」と語りましたが、
野田首相がニューヨークで尖閣諸島の国有化を巡り、中国に妥協する考えがないことを示したことに対し、「自分たちに問題がなくても相手が問題と言っていることを解決するのがトップの役割。そのようなことは言ってもらいたくない」と批判しました。
米倉会長が日本政府の立場を公に批判したのは初めてで、「(日中)両者にとって受け入れられるよう解決すべき」とも付け加えました。
賈主席が尖閣問題で悪化した日中関係について、「両国が努力し、関係の再構築に努力しよう」と発言をしたことを紹介。「両国にとって受け入れられる解決策を模索すべきだ」と強調した。その上で、帰国後に野田佳彦首相に対し、柔軟な姿勢で中国との交渉にあたるよう、提言する考えを示しました。
米倉会長はどうしたら解決すると思っているんだろう。自分の私腹を肥やすしか頭にないのだろう。尖閣を中国に渡せとでも言うのでしょうか。
日本固有の領土であることは明白であり、日本の領土を国有化したに過ぎず、1970年代まで中国は尖閣諸島について何も言わなかった中国が尖閣諸島をホッした理由が石油が出ると分かったからだとされています。
昔の人が棚上げ論で先延ばした結果がこの有様です。
【首相の「妥協せず」発言、経団連会長が批判 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)】
【朝日新聞デジタル:「領土問題ない」繰り返す首相を批判 経団連会長 – 政治】
【【尖閣国有化】訪中の経団連会長「解決の糸口つかめたのでは…」 野田首相に柔軟姿勢提言へ – MSN産経ニュース】
■共産党序列4位で党政治局常務委員の賈慶林(ジアチンリン)人民政治協商会議(政協)主席と会談した政治家や経済界会長ら
日中友好協会会長の加藤紘一自民党元幹事長
日中友好議員連盟会長の高村正彦元外相
国交正常化を果たした故田中角栄元首相の娘の田中真紀子元外相
河野洋平前衆院議長ら日中友好7団体の会長らや米倉弘昌経団連会長
【尖閣国有化「重大な主権侵害」…中国共産党幹部 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)】
河野洋平前衆院議長ら日中友好7団体の会長らや米倉弘昌経団連会長が27日、日中国交正常化40周年に合わせて北京を訪問し、人民大会堂で共産党序列4位で党政治局常務委員の賈慶林(ジアチンリン)人民政治協商会議(政協)主席と会談した。
中国外務省によると、賈氏は会談で、日本による尖閣諸島の国有化に関し、「中国の主権に対する重大な侵害だ。日本が中日関係をかつてない厳しい局面に向かわせた」と厳しく批判した。これに対し河野氏は「日本の立場は外相らが何度も中国側に述べている通りだ」と反論した。
【東京新聞:尖閣問題「より大きな損害回避を」 中国共産党幹部:国際(TOKYO Web)】
中国外務省によると、賈氏は、尖閣国有化で「中日関係はかつてない厳しい局面にある」とした上で、「日本側は釣魚島の問題を正視し、できるだけ早く誤りを正し、中日関係により大きな損害を与えるのを避けるべきだ」と求めた。
会談後に記者会見した河野氏によると、賈氏は会談で「日本との友好関係発展を重視している。友好政策を進めることは基本方針で全く変わっていない」と述べた。河野氏は国有化に理解を求め、「これ以上、貿易や文化、スポーツなど他の分野に影響が拡大することは避けてほしい」と申し入れたことを明らかにした。
会談には、日本側から日中友好協会会長の加藤紘一自民党元幹事長、日中友好議員連盟会長の高村正彦元外相、国交正常化を果たした故田中角栄元首相の娘の田中真紀子元外相らが同席した。
【朝日新聞デジタル:トヨタ会長、中国要人との会談を欠席 社用機が飛べず – 経済】
日中経済協会の張富士夫会長(トヨタ自動車会長)が、27日午後に北京で予定されている中国政府要人との会談に参加しないことがわかった。トヨタの社用機で訪中する予定だったが、中国の航空管制当局の指示で飛行が遅れ、会談に間に合わないと判断し、訪中自体を見送った。