沖ノ鳥島など日本の大陸棚拡大を国連認定 大陸棚31万平方キロ拡大

日本の排他的経済水域(EEZ・沿岸から200海里)以外でも大陸棚の拡大が認められたと外務省は発表しました。沖ノ鳥島北方など日本の大陸棚拡大を国連認定を受けるのは初めてとなります。

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昔、200海里とか大陸棚の話は聞いたことがありますが、大陸棚の拡大が今回はじめて国連に認められたのは画期的ですね。

沖ノ鳥島北方の四国海盆海域がようやく国際機関に認められたことで、今後のレアメタルなどの資源開発が期待されます。

日本の大陸棚拡大を国連認定 沖ノ鳥島も基点、開発権期待 – 中国新聞日本の大陸棚拡大を国連認定 沖ノ鳥島も基点、開発権期待 - 中国新聞

 外務省は27日、排他的経済水域(EEZ、沿岸から200カイリ)外でも海底資源の開発権を主張できる大陸棚の拡大が、日本として初めて国連に認められたと発表した。太平洋4海域の計約31万平方キロメートルで、国土面積の約82%に相当。中国が「岩にすぎない」と指摘していた最南端の沖ノ鳥島(東京都)も認定の基点とされ、国連から「島」とのお墨付きを得た形だ。

 これでEEZ内を含めた日本の大陸棚総面積(領海を除く)は約436万平方キロメートルとなる。政府はレアメタル(希少金属)採掘などへの期待感を強めており、国内法に基づいて新たな大陸棚を設定するための手続きを急ぐ。

 1996年に日本が批准した国連海洋法条約は、EEZ外でも海底地形の連続が証明されれば、沿岸国の大陸棚になると規定する。

 日本政府は2008年11月に7海域、約74万平方キロメートルの拡大を申請。審査した国連の大陸棚限界委員会は27日、沖ノ鳥島北方の四国海盆海域約17万平方キロメートルをはじめとした31万平方キロメートル分の認定を外務省へ連絡した。

 申請のうち、沖ノ鳥島南方の海域約25万平方キロメートル分については結論先送りとなり、残りの部分は却下された。政府は認められなかった海域について、審査内容を分析し、今後の対応を検討する。

 開発権については、国内手続きの完了、国連への連絡をもって効力が生じる。認定された大陸棚では、レアメタルを多く含む「海底熱水鉱床」や、電子部品に使用されるコバルトを豊富に含む「コバルトリッチクラスト」が発見される可能性が指摘されている。

 日本海や東シナ海などについては、ロシアや中国など6カ国・地域とEEZの境界が重なっており、政府は大陸棚の拡大申請対象としていない。

大陸棚31万平方キロ拡大…沖ノ鳥島北方など : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)大陸棚31万平方キロ拡大…沖ノ鳥島北方など : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 政府は27日、日本の大陸棚を約31万平方キロ・メートル拡大することが国連の大陸棚限界委員会に認められたと発表した。

 日本最南端の沖ノ鳥島(東京都)の北方など政府が太平洋に設定した4海域で、日本の国土面積(約38万平方キロ・メートル)の約8割に相当する。これらの海底では、レアメタル(希少金属)やマンガンなどの資源が存在する可能性があり、政府は今後、海底探査を進める方針だ。 新たに大陸棚に認められたのは、〈1〉「四国海盆海域」の大部分〈2〉「小笠原海台海域」の大部分〈3〉「南硫黄島海域」の一部〈4〉「沖大東海嶺(かいれい)南方海域」の一部。政府は近く政令を改正して大陸棚と定める。

 大陸棚の拡大について、政府は2008年、太平洋に設定した7海域(総面積約74万平方キロ・メートル)の海底を日本の大陸棚として認めるよう大陸棚限界委員会に申請していた。

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沖ノ鳥島

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