個人情報流出Androidアプリ問題で警視庁、都内IT会社など家宅捜索‎

スマートフォンに登録された名前や電話番号などを勝手に送信するandroidのアプリが出回り、アプリをインストールした人はおよそ6万6000人から最大で27万人余りに上るということで、セキュリティー会社では、場合によっては延べ数10万人から数100万人の大量の個人情報が流出した可能性があるとされた個人情報流出Androidアプリ問題で、これらのアプリが警視庁はコンピューターウイルスにあたる疑いが強まったとして、17日、東京のインターネット関連会社を関係先として捜索するなど捜査に乗り出しました。

個人情報送信するAndroidアプリに注意 既に数10万人~数100万人の個人情報が流出した可能性 | CUTPLAZA DIARY個人情報送信するAndroidアプリに注意 既に数10万人~数100万人の個人情報が流出した可能性 | CUTPLAZA DIARY
個人情報送信するAndroidアプリに注意 既に数10万人~数100万人の個人情報が流出した可能性

問題のアプリはタイトルに「the Movie」などが付いた物で、インストール後使用するなどした際に個人情報が送信されるなどとして問題視されており、20種類ほど確認されていました。

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アンドロイドのスマートフォンに登録された個人情報を流出させる複数のアプリが確認された問題で、警視庁はこれらのアプリはコンピューターウイルスにあたる疑いが強まったとして、17日、東京のインターネット関連会社を関係先として捜索するなど捜査に乗り出しました。

問題のアプリは、アンドロイドのスマートフォン向けに無料で提供されていたもので、導入するとアドレス帳に登録されていたすべての名前やメールアドレス、電話番号などが無断で外部のサーバーに送信されてしまいます。
警視庁が解析したところ、これまでに15種類のアプリについてスマートフォンの個人情報を流出させることが確認されたということです。
警視庁はこれらのアプリはコンピューターウイルスにあたり、多数の利用者に不正に提供されていた疑いが強まったとして、17日、不正指令電磁的記録供用の疑いで都内のインターネット関連会社など数か所を関係先として捜索するなど捜査に乗り出しました。
コンピューターウイルスは不正に作成したり送信したりした場合は罪に問われます。
これまでの調べによりますと、捜索を受けた関連会社はスマートフォンの個人情報が送られたサーバーへの接続記録があるということで、警視庁は押収した資料を分析して、アプリが公開された経緯などについて調べを進めることにしています。

問題のアプリとは
問題のアプリは、4月、東京のセキュリティー会社の調査で見つかったもので、これまでに20種類以上が確認されています。
これらのアプリを利用者がスマートフォンに導入すると、アドレス帳に登録された名前やメールアドレス、電話番号などの個人情報がすべて外部のサーバーに無断で送信されてしまいます。
これまでにインストールされた回数は最大で30万件近くに上るということで、セキュリティー会社では、のべ数百万人以上の個人情報が流出した可能性があるとみています。
これらのアプリには、人気ゲームの名前に「theMovie」などという文字がついたタイトルがつけられ、ことし2月ごろから先月中旬にかけてアンドロイドのアプリを提供する「グーグルプレイ」というサイトで無料で配布されていたということです。
アプリの作者は7種類の名前が表記されていましたが、どのアプリも国内の同じサーバーに情報を送っていたことから、作者はすべて同じ人物か、または同じグループに所属する複数の人物ではないかとみられていました。

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