英妃入院先に「偽電話」の豪ラジオDJが表彰される。(※騙され容態漏らした看護師は自殺)

昨年12月、イギリス王室のキャサリン妃がご懐妊され入院していた病院に、エリザベス女王を騙る偽電話をかけたオーストラリアのDJの一人、マイケル・クリスチャンさん(Michael Christian)が、ラジオ局を運営する親会社サザン・クロス・オーステレオから「トップDJ」として表彰されました。
偽電話はオーストラリアのラジオ局DJのMel GreigさんとMichael Christianさんがかけたもので、番組内でMel GreigさんとMichael Christianさんはエリザベス女王のふりをして「私の孫娘と話させておくれ」などと病院に電話し、看護師ジャシンサ・サルダナさんは「体調は安定しています」などと話してしまいました。
その後この看護師の方は自殺をはかり、死亡しているのが発見されました。

豪ラジオDJのいたずら電話で看護師自殺 英キャサリン妃の容体漏らし | CUTPLAZA DIARY豪ラジオDJのいたずら電話で看護師自殺 英キャサリン妃の容体漏らし | CUTPLAZA DIARY

「偽電話」をかけた当時、マイケル・クリスチャンさんはシドニーのラジオ局「2Day FM」での仕事を始めて1週間目だったといい、同局でプレゼンターを務める男性は「(クリスチャンさんは)良いアナウンサーだ。1度犯した間違いを永遠に責めるべきではない」と述べているそうですが、スティーブン・コンロイ豪通信相は、クリスチャンさんの表彰について「悪趣味だ」として不快感を表明、シドニーの市民らからも、「多くの人に影響を及ぼし、看護師は自殺までした。これほど間違ったことをした人を表彰することは正しくない」などとの声が上がっているということです。

無論、看護師を自殺に追い込んだのは、病院内の情報を漏らしたとして批判したイギリス国民によるものがあったとしても、その原因を作ったオーストラリアのDJが「トップDJ」として表彰されるのは早過ぎるような違和感があります。

英妃入院先に「なりすまし電話」の豪ラジオDJ、表彰される(ロイター) – エキサイトニュース英妃入院先に「なりすまし電話」の豪ラジオDJ、表彰される(ロイター) - エキサイトニュース

キャサリン妃に偽電話の豪ラジオ司会者、親会社から「トップDJ」に表彰 国際ニュース : AFPBB Newsキャサリン妃に偽電話の豪ラジオ司会者、親会社から「トップDJ」に表彰 国際ニュース : AFPBB News

一方、クリスチャンさんは受賞に際した声明で、事件について遠まわしに触れた。「最初から私は、自分自身に対して何かを証明することができると感じていた。この数か月の間にあれだけ、いろいろなことが起きたにもかかわらず、私は依然、絶好調だ。だから最終順位表のトップに自分の名前があるのを見て、良い気分だったよ」とクリスチャンさんは述べている。

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