理研と筑波大・慶大などの研究グループ、藻に吸着させセシウム9割近く除去する装置を開発

理化学研究所と筑波大学や慶大などの研究グループが水中の放射性セシウムを藻に吸着させて取り除く装置を開発しました。
9割近くのセシウムを吸収した実験結果が得られているとし、東京電力福島第一原子力発電所事故で飛散した放射性物質の除染作業への活用が期待されています。

理研と筑波大・慶大などの研究グループ、藻に吸着させセシウム9割近く除去する装置を開発

チェルノブイリで除染利用されているというひまわりは農林水産省の実験で「放射性セシウムの除染効果は小さい」との結果が出ていましたが、土壤には吸着しやすいという問題が大きかったですね。
町や家の周りの除染についても、雨樋の砂などを取り除くだけで、かなりの除染の効果が見られたそうですが、コンクリートの表面に付着した放射性物質は高圧の水流では効果が薄かったともされています。
放射性物質に汚染された土壤は表面を削るなどの方法が一番効果的だったようです。
なので、これで水田の土が除染出来るとは思わないほうがいいかもしれません。

除染については、これから長い間し続ける必要がありますし、その方法はいくらあってもいいのですし、より良い方法を探し続ける必要がありますね。

セシウム9割近く除去も…藻に吸着させる新装置 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)セシウム9割近く除去も…藻に吸着させる新装置 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 理化学研究所(埼玉県和光市)と筑波大、慶大などの研究グループは水中の放射性セシウムを藻に吸着させて取り除く装置を開発した。

 9割近くのセシウムを吸収した実験結果も得られており、東京電力福島第一原子力発電所事故で飛散した放射性物質の除染作業への活用が期待される。今月中に福島県内の水田で実証実験を始める。

 新たに開発した装置は、藻を短時間で培養させるため、光を1メートル四方で厚さ約4センチの大型レンズで集め、光ファイバーを通じて送る。二酸化炭素も供給できるようにして藻の光合成を促し、セシウムの吸収量を増やす。1リットル当たり300ベクレルの汚染水3リットルを、円筒形の水槽に入れて実験したところ、3日間で9割近い放射性物質を取り除く成果があった。

理化学研究所理化学研究所

筑波大学筑波大学

慶應義塾慶應義塾

2011/09/15
【放射能漏れ】希望の象徴「ヒマワリ」除染効果低かった 被災農家「ショック」+(1/3ページ) – MSN産経ニュース【放射能漏れ】希望の象徴「ヒマワリ」除染効果低かった 被災農家「ショック」+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

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