風太郎(松山ケンイチ)を最期まで愛していた茜ちゃん(木南晴夏)が自殺。それをただ見つめ続ける風太郎と、茜ちゃんが心の底から風太郎を愛していた事を告げ責める緑ちゃん(ミムラ)。
この第8回はあまりに衝撃が大きすぎて、すぐには感想を書けませんでした。
今日は第9回つまり最終回でしたが、死ぬ決意をした風太郎とそれを見届ける約束をした緑ちゃんで前回終わり、またそこから延々、お腹につけた導火線と「思い出の場所」に刻み込んだ『幸せ』の文字を交互に見つめる風太郎。
【【動画】ドラマ「銭ゲバ」第6話・第7話の動画と第7話の感想 | CUTPLAZA DIARY】
その『幸せ』の形を、死ぬ間際に風太郎は「理想の幸せ像」として、今までの人生を心の中で描き、思い続けて行く・・・
風太郎にとっての不幸な人生だったこれまでの事柄は、些細な歯車のかけ違いで起きた事故に過ぎなかったのかもしれない。
病気で死んでしまったお母さんも
仕事場で騙され悪人に仕立てあげられられダメオヤジになったお父さんも
優しかった新聞配達のお兄さんも
風太郎を恨み追いかけ続けた刑事も
風太郎の身の上に起きる事柄がちょっと変わっていれば、みんな幸せであったろうし、もっと違う人生や巡り会いも出来ただろう。
もちろん、茜ちゃんと大学で出会って恋に落ち恋愛の果てに結婚し、緑ちゃんはとても良いお姉さんで、三國のお父さん素敵な息子を迎えられたのかもしれない。
ただ・・・
全て起きてしまった悲しい出来事は、不幸な事柄を経て、殺人という狂気のスパイラルに陥ってしまっていたし、それらの原因の発端が風太郎の父親にあったとしても、
悪事に手を染めたそうした事柄は、みんな風太郎自身が起こしてしまった事を、私は風太郎には知って欲しかった。
せめて、自身を愛してくれた茜ちゃんを亡くす前に。
もしくは、母親を亡くした子供の時に。
最後の最期で風太郎は
世の中の全ての平和でのほほんと生きている人間もまた銭ゲバ
っと言ったけれど、確かに人は金なしには生きられないかもしれない。
しかし、そうした金の為に人が人であるべき最後の砦は理性であり、
それを遵守する事により、「幸せ」や「愛」を得る物だと思う。
死ぬ間際、風太郎自身が描いた理想の父親が言ったとおり、
やはり「大切なのは心だ」
世の中には金で買えないかけがえの無いものが沢山ある。
決して人は銭ゲバではない。
私は、切にそう願いたいと思う。
– 終 –
■銭ゲバ 第08話
【銭ゲバ 第08話 「悪は静かに死んでやるズラ」 :: 動画ポータル No.1 Pandora.TV】
どちらか
【[HD] 銭ゲバ (제니게바) 第08話 :: 動画ポータル No.1 Pandora.TV】
