元総理大臣で民主党の菅直人氏が自身のブログで「みのもんた氏息子の事件」の報道について語り、『みのもんた氏は汚染水問題など原発問題で東電と安倍総理を厳しく批判していた。この発言に対して原子力ムラがみのもんた氏失脚の陰謀を仕掛けたという説が流れている。』という、どこの情報とも分からない話をされています。菅・・・いや、勘ですか?
続けて、菅政権下で起きた東日本大震災に関連した福島第一原子力発電所事故で、現総理大臣で自民党の安倍晋三氏に2011年5月20日のメルマガにて「海水注入を止めさせたのは菅総理」と批判されたことを取り上げており、あらあらまぁまぁ、最初に謎の「みのもんた氏失脚の陰謀」説を取り上げておいて何をおっしゃってるんでしょうねぇ。
それで菅直人氏は、「海水注入を止めさせたのは菅総理」とメルマガで流した安倍晋三氏を名誉毀損で提訴されているわけですが、どのような結果になるのでしょう。
「海水注入を止めさせた」のはどうか知りませんが、審議中だからと官邸のどなたかが海水注入を止めさせようとししたのと、指示に従わずに海水注入を続けた所長がいた事は事故調査委員会の報告書に書かれております。
しかしながら、菅総理(当時)が指示したという事は報告書には記載されておらず、『19:55菅総理が、海水注入を了解。』と書かれておりますが、ご自分の手柄のように『東京電力福島第一原発1号機に対しては、2011年3月12日午後7時4分から海水の注入が開始され、その後、注入は、中断されることなく継続された』と2011年5月27日の朝日新聞を引用して証拠として提示されてますが、それは本当に正しい情報なのでしょうか。
なんというか数年間のうちに日本に大打撃を与える結果となっても誰も責任を取らず、野党になると途端に元気になられる民主党を拝見するにつけ、このような情けない政党が政権を牛耳っていたことを空恐ろしく思う今日このごろです。
【みのもんた氏に対する陰謀説|菅直人オフィシャルブログ「今日の一言」】
【安倍総理を名誉棄損で提訴|菅直人オフィシャルブログ「今日の一言」】
【2013年07月のブログ|菅直人オフィシャルブログ「今日の一言」】
【報告書 | 国会事故調】
【報告書 | 国会事故調】
【第3部 事故対応の問題点(その1) | 国会事故調】
14:53
1号機に注入していた淡水が枯渇。
14:54
吉田所長が、1号機への海水注入を指示。
15:20
吉田所長が、保安院等関係機関に、1号機への海水注入を行う旨をファクスで報告。
15:30
1号機への海水注入の準備が完了。
15:36
1号機原子炉建屋が水素爆発。
これにより、敷設したホースやホウ酸注入系の電源設備などが破損。
19:04
1号機への海水注入の準備が再び整ったため、海水注入を開始。
19:15
東電から保安院に対して1号機への海水注入開始を報告。
19:25
官邸の武黒フェローは、吉田所長との電話により海水注入の開始を認識したが、官邸にて海水注入のリスクについて検討中であったため、吉田所長に対して海水注入のいったん停止を指示した。
吉田所長は、テレビ会議システムの発話上海水注入の中断を命ずるも、実際には海水注入の継続を指示しており、海水注入は中断されなかった。
19:55
菅総理が、海水注入を了解。
20:10
官邸の武黒フェローから吉田所長に対し、海水注入について菅総理が了解した旨を連絡。
20:20
吉田所長が、1号機の海水注入再開を指示。
22:15
震度4の地震が発生。その後、23時45分までに余震が4回続いた。これらの地震による津波を警戒した作業員は作業を全て中断し、現場からいったん退避した。
23:51
吉田所長は、退避した作業員から、海水注入は止めていないものの、ポンプの作動が継続しているかは分からない旨の報告を受けた。このため、吉田所長は、本店に津波情報を求めるとともに、13日0時すぎに海水が注入されているかの確認のために現場に向かう予定である旨を報告した。
23:58
本店の高橋フェローは、福島第一原発に対し、官邸が海水注入の終了見込み時刻の報告を求めている旨を伝達した。これに対して吉田所長は、海水の流量等が把握できていないため、終了見込み時刻を明示することはできない旨回答した。
2011/04/09
【【放射能漏れ】原発事故1カ月…水失った原子炉、崩れた「神話」+(1/3ページ) – MSN産経ニュース】
2011/05/21
【(cache) 【放射能漏れ】政府、首相の関与否定に躍起 海水注入中断問題 過去の政府資料を訂正 – MSN産経ニュース】
2011/05/21
【首相の意向で海水注入中断…震災翌日に55分間 : 福島原発 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)】
2011/05/26
【海水注入、実は原発・吉田所長が独断で継続 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)】
同原発の吉田昌郎まさお所長が、事態の悪化を防ぐため必要と判断し、東電本店の意向に反して独断で継続したという。この問題をめぐっては、政府・東電統合対策室が中断の根拠として示した班目春樹・内閣府原子力安全委員長の発言内容が訂正されたばかり。政府・東電の情報発信のあり方が改めて問われそうだ。
統合対策室は21日、海水注入中断の経緯を公表。その中で、東電は3月12日午後7時4分に海水の試験注入を始めた後、原子炉の再臨界を懸念した官邸の意向に配慮し、7時25分に独断で注入を中断。その後、首相の指示を受け、8時20分に再開し、55分間の中断が起きていたとしていた。しかし、実際には、官邸詰の東電社員から「首相の了解が得られていない」との連絡を受け、東電は東電本店と第一原発を結んだテレビ会議で中断を決定。吉田所長は、この場で反論はしなかったが、独断で注水を継続した。
午後8時20分に注水を再開したとの連絡が、吉田所長名で入ったため、東電は中断が起きたと判断した。東電は今月24、25の両日、吉田所長らに聞き取り調査を実施。吉田所長は事実を明かした理由について「国際原子力機関(IAEA)の調査もあり、正しい事実に基づき評価が行われるべきだと考えた」と説明したという。吉田所長は1979年入社。昨年6月から所長を務めている。
2012/07/05
【【原発事故】官邸サイドに厳しい判定 国会事故調+(1/3ページ) – MSN産経ニュース】
「菅直人前首相が再臨界の懸念にとらわれて海水注入の必要性を説明する声に十分に耳を傾けなかった面もある」
事故調は、海水注入をめぐり、菅氏が再臨界の懸念を示していたと認定。「海水でも再臨界が起きないことは知っていた」とする菅氏の主張を退けた。
報告書によると、昨年3月12日午後6時過ぎ、官邸5階で、菅氏は海江田万里経済産業相(当時)、班目春樹原子力安全委員長らと1号機への海水注入の是非について協議を始めた。
菅氏は、班目氏が再臨界の可能性について「ゼロではない」との表現で答えたことで「大変じゃないか」と懸念を示した。班目氏らが「再臨界はまず起きないと考えていい」と説明しても、菅氏は「ないと言っていた水素爆発が起きたじゃないか」と納得せず、注入を了承しなかった。
報告書は「菅氏の『再臨界』発言を契機に議論が仕切り直しになった」と指摘。同7時55分ごろまで「是非の判断は宙に浮いた形となった」。これを「官邸政治家による指揮命令系統の破壊がなければ生じなかった問題だ」とし、菅氏が主導した協議についても「技術的には無駄であった」と断じた。
是非が決まらない間、協議の場にいた東電の武黒一郎フェロー(当時)が第1原発の吉田昌郎所長(同)に電話で「止めろ。官邸がグジグジいってんだよ」と注入を中断するよう指示したが、吉田氏は独断で注入を続けた。その吉田氏も事故調の参考人聴取で当時の状況を「指示命令系統が非常に分散している」と証言している。
2013/09/09
【東電原発事故 菅元首相ら42人を不起訴 検察当局「地震、津波の予見困難」 – MSN産経ニュース】