世界的に有名で、今も美容師に影響を与えているヘアスタイリストのヴィダルサスーンさんが5月9日、アメリカ・ロサンゼルスの自宅で死去しました。84歳でした。
死因は明らかになっていませんが、3年前から白血病を患っていたとのことです。
ヴィダル・サスーンさんは今現在はシャンプー・トリートメントの名前で知られていますが、1960年代頃に手間のかからない女性のヘアスタイルを発表し支持を得ていました。
ヴィダル・サスーンの作ったカットによって作る髪型はたくさんあって、代表的なものに、ジオメトリック(幾何学的)カットの「ファイヴ・ポイント・カット」、たまたま誰かがウィッグの上下を逆にかぶせたことから出来上がったスタイル「ザ・イサドラ」、サイドのグラデーションが特徴の「ファイヤーフライ」、発表当時に川島文夫先生がカットをした「ボックス・ボブ」などがあります。
父親も昔、サスーンカットの講習を受けてディプロマを貰っていますね。
ヴィダル・サスーンさんの発表した数々のヘアスタイルは、これからも多くの美容師の目標として受け継がれることでしょう。
ファイヴ・ポイント・カット
世界的なヘアスタイリストのヴィダル・サスーン氏が、アメリカ・ロサンゼルスの自宅で死去しました。
84歳でした。ヴィダル・サスーン氏はイギリス生まれで、1954年にロンドンで美容室を開業して以来、ヘアスタイリストとして活躍しました。1960年代には、髪型を整えるのに手間のかからない新しいヘアスタイルを発表し、仕事を持つ女性たちから支持を集めました。
その後、活動の拠点をアメリカに移し、みずからの名前を付けたブランドで、シャンプーやコンディショナーなどを、日本をはじめ世界中で売り出しました。
また、欧米で美容室を展開するとともに、ロサンゼルス郊外に美容学校を開設し、若手の育成にも当たりました。
おととしには、サスーン氏の人生を描いたドキュメンタリー映画も製作されています。
地元の警察は9日、サスーン氏の家族から連絡を受けて自宅で死亡を確認しました。
84歳でした。
死因は明らかになっていませんが、サスーン氏は3年前から白血病を患っていたということです。
【朝日新聞デジタル:ヴィダル・サスーン氏が84歳で死去、世界的ヘアスタイリスト – ロイター芸能ニュース – 映画・音楽・芸能】
世界的なヘアスタイリスト、ヴィダル・サスーン氏が9日、米ロサンゼルスの自宅で死去した。84歳だった。自然死とみられるという。
サスーン氏は1928年にロンドンで生まれ、父親が家族を捨てたため、少年時代に孤児院で8年間生活。14歳に学校を中退し、義父から援助を受けて美容師の見習いを始めた。
54年にロンドン市内に最初の美容院を開業。世界の有名建築物からアイデアを得たとされ、自然で手入れしやすいショートヘアが一躍人気を集め、その後も斬新なヘアスタイルを生み出した。
また、デザイナーのマリー・クワントと組み、モデルのスタイリングを行うなどしてファッション業界にも影響を与えたほか、自身の名前をブランド名にする権利を米美容品企業に販売。関連商品は、プロクター・アンド・ギャンブルが同企業を買収した85年以降も販売が続けられている。