フジテレビでTPP反対派のコメンテーターが切れ気味でTPPの説明をしていましたが、あまりに理路整然として分かりやすく正論過ぎた説明に反論もできず、小倉さん笠井さんが無言になるほどの放送事故状態になった神回の動画が話題になりました。
しかし、フジテレビは次の日にTPP推進派だけでTPPの同じような内容の番組を進行し、前日の放送事故がなかったかのような生き生きとした小倉さんのTPP推進談義が行われていたのでした。
物事には推進と反対の意見があっていいのです。いろんな意見があって当然なのです。
ただ、別々の日にそれをしてしまうというのは良くないと思われるのですね。。
フジテレビは、ぜひとも同じ場所に推進派と反対派の人を集めて、両方の意見がぶつかり合った内容を視聴者に示してもらいたいです。
TPP亡国論 (集英社新書)
現在、盛んに話題に登っている「TPP (環太平洋戦略的経済連携協定)」、いまいちよく出来ないまま推進派と反対派の人が議論を、ただ分からない状況を見ている人が少なくないと思われます。
今回のTPPは国内外の色んな利権が絡み合っていますから、理解しにくいのは仕方ないのかもしれません。
簡単に言うと現在締結済みのシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドと、参加表明済みで交渉会に望んでいるアメリカ、オーストラリア、ベトナム、ペルーと、参加意向のマレーシア、コロンビア、カナダ。他にもカナダだとか韓国も誘われたけれど参加しなかった国がいます。
それで、アメリカから日本もこれに参加を勧められているけれど、日本国内で参加するかしないかで意見が分かれているんですね。
参加の有無についてだけでも、
推進派の人は、参加しなければ反対する事も意見を主張することも出来ない。
反対派の人は、参加してしまうとアメリカに都合の良いように日本はされてしまう。
というように、真っ向から意見が二分しています。
本来、TPPとは何哉と理解する場合、その内容がどういったものであるかというのが重要なのですが、
それも超簡単に理解するなら、TPPとは「参加国の貿易は関税0にする協定」という事でいいのでしょうか。
【環太平洋戦略的経済連携協定 – Wikipedia】
2015年までに加盟国間の貿易において、工業品、農業品、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなどをはじめ、全品目の関税を10年以内に原則全面撤廃することにより、貿易自由化の実現を目指すFTA(自由貿易協定)[1]を包括するEPA(経済連携協定)を目標としている。実質的に関税自主権の放棄である。
しかしながら、日本のメディアで報道されたり、政治家などが議論しているのは、ほとんどが農業関係者が反対で、賛成しているのは家電や自動車などを販売している企業ですね。
色んな所が様々な予測の数字を出しているのですが、これ自体が一般の人には理解出来ない内容となっているため、どちらの主張が正しいのか判断できませんでした。
とりあえずTPPに関心を持っているけれど意味が分からなかった消される前に以下の動画を見ておきましょう。
ちなみに今回TPP反対派のコメンテーターとして一躍注目を集めることになった京都大学大学院准教授の中野剛志さんの関連動画も置いておきますので合わせて見てみると良いかもしれません。
続きを読む 【動画】フジテレビ、TPP反対派の放送事故の翌日に推進派のみで番組進行 →