カットスタイルの設計図『展開図』

カットしているTomo

少しは美容師らしくしないと、Tomoは本当に美容師なのかと、疑われるんじゃなかろうか。

そんなわけで、今日はカットのお話。

みなさんのなかで、自分でカットしたことある人手を挙げて。

うん、うん、うん。
結構いらっしゃいますね。

CUTPLAZAに来店されるお客様のなかにも、やはり自分でカットしてしまう方はいらっしゃいまして、たまに左右の長さが違っていたり、とんでもない所から、スキバサミが入っていたりで、直すのに一苦労する時があります。

べつに、Tomoはそうした時に怒ったりはしないんですが、大抵皆さん、自分で申告してくれます。

たまに、

「自分で切ってないから」

っと、聞いてもいない発言をして、ばれちゃった方もいらっしゃいましたね。

前髪ぐらいならまあ別に良いとおもうんですが、横の髪なんかをただただ、「アイフルのオジサン」みたいにカットすると、モヒカンやトラに変身、その後丸坊主なんて事も、なんてことは無いでしょうけど、結構自分でカットするのは難しいものです。

良く、『段カット』なんて言いますけど、実際は「段」は『断層』の事なんで、『階段」では無く、全てつながっていると考えていいです。
(最近、あえてつなげないでフォルムを調整するなんてカットもありますが、それでも横とたてはブロックごとにつながっており、計算上でカットされています。)

そんなカットラインがつながっている状態は、カットの設計図である、『展開図』によって見ることが出来ます。
下のはレイヤーカットの一例です。
トップの前後のラインの長さが変わるだけでも、全然違った仕上がりになります。

カットスタイルの展開図

これは基本的なカットラインですが、Tomoは「頭は丸い」という事を念頭において、理想のフォルムやウェイトへ、カーブをつけたカットを取り入れていますから、実際には以下のようになります。

イメージのラインも入れてあるから、Tomoにしかこれわかんないんですけど、丸く切ることで重さを調整したり、ソギが余れいらなかったり、毛先を収めやすくしたり出来ます。

20050306-b.gif

美容師は、「美しさ」を追求する仕事だと自負しているのですが、
この「美しさ」は家での「再現性」なども考えていなくてはならず、かつ、日にちが経つと崩れてしまいます。
つまり、その次のことも考えていなくてはなりません。

また、素材はいつも好条件とは限りません。

そんなことを考えながら行っているカットの方法を、髪の悩みでお尋ねになられても、なかなかその通りカットできないと思うので、お教えできなかったりします。

だから、セルフカットは前髪だけにしましょうね。



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EXCERPT:

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「カットスタイルの設計図『展開図』」への2件のフィードバック

  1. (o^▽^o)/はーぃ
    自分で切るとよくヘルメットかぶってるって言われてました。
    今はボサボサでも言われなくなりました♪
    美容師さんだって、自分でカットしないのに
    素人がセルフじゃいけませんね。ノ(o^O^o)ヾ

    展開図なるものがあるのでしたか~
    Tomoっちょは、プロだったって事を思い出しました(o^m^o)

    展開図、頭にたたきこんで、ってちがーう(爆)

  2. みんさんは、横も切っちゃったんですかねぇ??
    (-_-)ウーム

    展開図、頭に叩き込んでも、これは横からしか描いてませんから
    (本当は上からと前からと後ろからのもあるけど、普通描かない)

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