福島の原発避難準備区域の農業の男性「作るのは勝手。作った米は販売したい」

原発事故を受けて国は原子力災害特別措置法に基づき、警戒区域、計画的避難区域、緊急時避難準備区域(9月30日に解除)に米の作付け制限を課していました。
しかし、福島の原発避難準備区域の農業の男性は従わず、約120アールの水田に米を作付けしすでに収穫もしているとのことです。

これから寝ようという時に、トンデモない記事を読んで愕然としているわけですが、こんなことをしたら他の福島の農家の人にも迷惑がかかるのは考えにないんですかね。
また、コレをやめさせるための国や県の対策や補償はどのようなものができるのでしょうか。

さて、避難準備区域というのは、事故発生から1年の期間内に積算線量が20ミリシーベルトに達するような場所であったということですが、全てがそうであるとは言えないのですが、少なくとも、原子力災害特別措置法に基づいた米の作付け制限に従わないというのは困った行為ですね。
しかも方法がわかりませんが(※当然農協などは通せない)、検査(を仮にしたとして)の結果がどうあれ、販売しようとしているのは問題がありそうです。。

もちろん、農業を続けたいというのは分かりますが、除染をするとか色々順序が違うと思うのです。

ただでさえ放射能に過剰に反応する人が出ている現状で、こうした話はさらなる風評被害を招きそうで心配してしまいます。

■追記 2011/10/30 13:08
福島県の作付け制限区域でコメを生産の農家に廃棄勧告。応じない場合、強制力のある命令も | CUTPLAZA 2ch

福島県全体の農業が福島の一部農家によって終わってしまう件。 : ひろゆき@オープンSNS福島県全体の農業が福島の一部農家によって終わってしまう件。 : ひろゆき@オープンSNS

県、農家にコメ廃棄を勧告 : 福島 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)県、農家にコメ廃棄を勧告 : 福島 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

避難準備区域で収穫
 原発事故により緊急時避難準備区域に指定された地域でコメを作付け・収穫したとして、県は28日、田村市都路町の農業の男性(58)に対し、収穫したコメを廃棄するよう食糧法に基づいて勧告した。男性は応じない意向を示した。

 警戒区域、計画的避難区域、緊急時避難準備区域(9月30日に解除)について、国は原子力災害特別措置法に基づき、コメの作付け制限を課した。

 男性は、緊急時避難準備区域内の水田約120アールにコシヒカリを作付けし、すでに約1・8トンを収穫した。

 食糧法では、作付け制限区域内で収穫されたコメは廃棄しなければならない。勧告に対し、男性は県に「作るのは勝手。作ったコメは販売したい」などと話したという。

 県によると、今年、作付け制限区域内で作付けした農家は12軒あったが、男性方以外の11軒は県の指導に応じ、収穫した米を廃棄したり、研究試験用に譲渡したりしたという。

 県は「作付け制限地域内にこのようなコメがあると消費者が知れば、不安や混乱を招く恐れがある。そうした影響を考えてほしい」としている。

(2011年10月29日  読売新聞)

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