マレーシア政府、マレー語版「ウルトラマン ザ・ウルトラパワー」発行禁止。円谷プロ「当社が正規に許諾した内容・出版物ではございません」

マレーシア国内の地元出版社が発行した「ウルトラマン」を題材にしたマレー語版の漫画本「ウルトラマン ザ・ウルトラパワー」についてマレーシア政府が「ウルトラマンは多くの子どもたちに偶像崇拝されている。アラー(神)と同一視することはイスラム教徒の青少年を混乱させ、信仰を損なう」という理由でメディア規制法の印刷機・出版物法に基づいて、先月18日に発行禁止の通達を出していたと朝日新聞が報じています。
また共同通信社の配信として、毎日新聞によれば問題のマレー語版漫画本「ウルトラマン ザ・ウルトラパワー」では『キャラクターの一人であるウルトラマンキングがウルトラヒーローの最年長だとし「『アラー』と見なされ、尊敬されている」と紹介』されており、産経新聞では問題のマレー語版漫画本を紹介するとともに『イスラム教が国教の同国では、「アッラー」使用の厳格化を求める世論が強まっており、裁判所から「神」の訳語に「アッラー」の使用を禁じられたキリスト教徒が反発するなど、社会問題化』というイスラム圏独特の社会性について説明しています。

これについて円谷プロダクションは、代表の大岡新一社長の声明として『マレーシア国内の地元出版社が発行した漫画本「ウルトラマン ザ・ウルトラパワー」に対してマレーシア国務省から発売禁止の通達が出された旨について一部報道がありましたが、本件については当社が正規に許諾した内容・出版物ではございません。』と発表しています。

マレーシア政府、マレー語版「ウルトラマン ザ・ウルトラパワー」発行禁止。円谷プロ「当社が正規に許諾した内容・出版物ではございません」

問題のマレー語版漫画本は、マレーシアでは日本の漫画やアニメなどが人気ですが、内容が全宇宙の平和を見守り、ウルトラ戦士たちから見ても、神のような存在とされているウルトラマンキングをイスラム教のアラーに例えていることがマレーシア政府が発禁にした理由であり、そもそも円谷プロダクションの正規許諾ではなかったということなのですね。

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