東京高等裁判所は4日、PC遠隔操作事件で公判中の被告を保釈を認める決定をしましたが、同日、検察側の特別抗告の申し立てで被告の保釈を停止する決定をしました。しかし東京高等裁判所は5日、保釈停止しない判断をしました。これにより、被告は同日中に保釈される見通しとなっています。
PC遠隔操作事件においては、当初、ウイルスによって遠隔操作されたPCから脅迫状が送りつけられ、このPCの持ち主が誤認逮捕や処分を受けていた問題がありました。
その後、「真犯人」と名乗る人物から挑発めいたメールがマスコミや警察などに送られ、最終的に猫に記憶媒体付き首輪をつけた人物を監視カメラの「間接証拠」だけで現在の被告を犯人として逮捕・起訴し、自白をしていないことを理由に検察は勾留を続けるという異常な状況となっています。
どのような結果になるかは裁判の結果を見るしかありませんが、判決が出ていない以上、被告は何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される「推定無罪」であり、裁判は見た目や先入観で決めつけない「法の下の平等」に則って行われなければなりません。
マスコミにおいても当初から被告が犯人であるような報道が目立ちますが、公正な報道をして欲しいものです。
【【PC遠隔操作事件】来年2月に初公判見通し。検察、50人を超える証人を検討。真犯人を唯一目撃した証人が出廷するの?w – CUTPLAZA DIARY】
【【遠隔操作事件】検察「監視カメラ映像」や「検索履歴」など間接証拠を開示。決定的な物的証拠なし – CUTPLAZA DIARY】
【遠隔操作事件で「真犯人」が雲取山に埋めた記録媒体がいまごろ見つかる。 – CUTPLAZA DIARY】
【PC遠隔操作事件「真犯人」メールで警察が保土ケ谷で「パソコン持ってますか」「引きこもりみたいな人知りませんか」と捜査 – CUTPLAZA DIARY】
【【遠隔操作事件】警視庁、共同通信と朝日新聞を「真犯人」メールに不正アクセスで書類送検 – CUTPLAZA DIARY】
【【遠隔操作事件】警視庁、共同通信と朝日新聞を「真犯人」メールに不正アクセスで書類送検 – CUTPLAZA DIARY】
【【遠隔操作ウイルス連続冤罪事件】警察「『真犯人』は数日前までここにいたはず。これからが本当の勝負だ」※次回作(冤罪)にご期待下さい – CUTPLAZA DIARY】
【PC遠隔操作事件における警察及び検察の捜査と、マスコミ報道の異常さ – CUTPLAZA DIARY】
【三重県警、遠隔操作ウイルスでなりすまし犯行の誤認逮捕した男性宅に早朝に訪れて謝罪。早く謝罪しろと言ったがその早くじゃねーよ – CUTPLAZA DIARY】
【PC操作事件の片山被告の保釈認める – 47NEWS(よんななニュース)】
【片山被告の保釈停止 – 47NEWS(よんななニュース)】
【PC遠隔操作事件の片山被告保釈停止 東京高裁が許可一転、高検抗告 – MSN産経ニュース】
【時事ドットコム:片山被告、保釈へ=PC遠隔操作-東京高裁】
遠隔操作事件で、検察庁は特別抗告したのか。身柄で検察官が特別抗告というのは極めて異例だろう。聞いたことがない。
— 落合洋司 (@yjochi) 2014, 3月 4
遠隔操作の被告人は、保釈になって特別抗告までされて、今までにない超大物被告人、ということではある。が、特別抗告はやり過ぎだし、悪い前例にもなると思う。
— 落合洋司 (@yjochi) 2014, 3月 4
特別抗告というのは、本来、憲法違反、判例違反といった理由がないとできないことで、そういう理由があるはずもない本件では、職権発動による原決定取消、保釈却下を狙っていることになるが(そういう権限は最高裁にある)、検察官が、そこまで身柄にこだわるのはやり過ぎ、行き過ぎ。
— 落合洋司 (@yjochi) 2014, 3月 4
昨年2月に逮捕、勾留して、起訴までに2か月近く、その後も現在まで勾留が続き(それも接見禁止付き)、検察官請求証拠が全部取り調べられて、保釈になったからと、まだなお特別抗告までする、身柄の必要性って何、ということだろう。身柄さえあれば有罪になると勘違いしているのでは。
— 落合洋司 (@yjochi) 2014, 3月 4
【速報】東京高裁は、–被告への保釈の執行停止を取り消した。検察庁の申し立てにミスがあったため
— Shoko Egawa (@amneris84) 2014, 3月 5
【速報】東京高裁への執行停止申立は、高検検事がやるべきところを、東京地検の検事が行っていた手続上のミスがあった。このことに裁判所が今朝になって気づき、保釈の執行停止を取り消した。その後、東京高検が改めて執行停止を申し立て中、とのこと。
— Shoko Egawa (@amneris84) 2014, 3月 5
高裁が保釈認める→地検が特別抗告と執行停止申立→高裁が執行停止→高裁がミスに気づく→高裁が地検に連絡→高検が慌てて特別抗告と執行停止申立→高裁が地検の申立に関する執行停止決定を取り消す→高裁は東京高検申立の執行停止申立について検討ちぅ←イマココ
— Shoko Egawa (@amneris84) 2014, 3月 5
そんな感じ。 RT @BarlKarth: 特別抗告なんてやり慣れないことをやるからミスるのだが、初歩的ミスだな。検事長その他関係者は懲戒だろう。
— Shoko Egawa (@amneris84) 2014, 3月 5
一部に勘違いされている方がおられますが、高裁が保釈を決めたのは、起訴事実について冤罪認定したとか、無罪っぽいとかゆうことではないです。判決が出るまでの間、一定の条件の下で身柄拘束をしないということで。これで家に帰ることができ、弁護人とも十分に打ち合わせができますにゃ(=^ェ^=)
— Shoko Egawa (@amneris84) 2014, 3月 5
東京地検次席は、–祐輔被告の保釈を認めた東京高裁の判断を「遺憾である」とコメント。「判例違反と著しく正義に反する法令違反及び重大な事実誤認が認められる」とし、「最高裁において、適切な判断がなされるものと考えている」と述べている。
— Shoko Egawa (@amneris84) 2014, 3月 5
【速報】東京高裁は高検の申し立てに対し、執行停止の職権発動をしないことを決めた。–被告は本日中に保釈されることになる。
— Shoko Egawa (@amneris84) 2014, 3月 5
無罪じゃなくても、逃げたりしなければ返ってくるにゃん RT @kusemasa: 1千万の保釈金は無罪だったら返ってくるのですか?
— Shoko Egawa (@amneris84) 2014, 3月 5
利息はつかにゃい>_< お金はご家族が用意されたみたいです RT @sukiyapotes: 無罪でも、利息分の保証はないんですよね? –被告は自分のお金で1000万ぽんと払えるんでしょうか? : RT無罪じゃなくても、逃げたりしなければ返ってくるにゃん
— Shoko Egawa (@amneris84) 2014, 3月 5
