男性の薄毛率は欧州ほど薄毛多く、日本はアジアの中でトップ

男性の薄毛率は欧州→北中米→アジアと徐々に薄毛率が低下する「西高東低」の傾向があり、世界の国々で最も薄毛の多い国はヨーロッパなどが多く、日本などのアジア圏は世界的に少ない傾向があるそうです。
壮年性脱毛(若ハゲ)の割合でも東洋人が10人に1~2人なのに対して西洋人は10人に3~4人という結果になります。

男性の薄毛率は欧州ほど薄毛多く、日本はアジアの中でトップ

西洋人のほうが東洋人よりも薄毛の人の割合が多いというのは、髪質や髪色と同じように薄毛になりやすい遺伝的な問題があるのでしょうね。

ただし、先進国ほど薄毛率が高い傾向があり、日本はアジア圏で最も薄毛率が高い傾向にあります。
一般に薄毛の原因である壮年性脱毛症は男性型脱毛症の一つであり、男性ホルモンの影響が大きく関わっています。
また、脱毛の原因は髪や頭皮に外的ストレス・人的ストレス・精神的ストレスなどが先の遺伝などと合わさって色んな脱毛症を引き起こします。

脱毛症の多くは昨今医薬品の育毛剤が様々登場していますが、投薬をやめるとまた脱毛が始まったり、薬をつけても効果が薄れるといったことも起きているようです。

以前から脱毛症は遺伝的な作用が大きく関わっていることが研究されて明らかになってきており、最近になって日本の大学が脱毛に関わるタンパク質を発見しています。
もしかしたら近い将来、脱毛症に関わるすごい薬が発明されるかもしれませんね。
英など遺伝子変異研究「特定の2種類の遺伝子変異を持っている人は、薄毛になる確率が7倍に」 | CUTPLAZA DIARY
抜け毛や白髪の原因で髪の幹細胞生成に必要なタンパク質が解明 | CUTPLAZA DIARY
毛の再生治療、マウスで成功。脱毛症治療に応用 | CUTPLAZA DIARY

■世界薄毛ランキング(21カ国・地域、男性)

  国・地域名(都市名) 薄毛率(%)
チェコ(プラハ) 42.79
スペイン(マドリッド) 42.60
ドイツ(フランクフルト) 41.24
フランス(パリ) 39.24
イギリス(ロンドン) 39.23
アメリカ(ニューヨークなど) 39.04
イタリア(ミラノ) 39.01
ポーランド(ワルシャワ) 38.84
オランダ(アムステルダム) 37.93
10 カナダ(モントリオール) 37.42
11 ロシア(モスクワ) 33.29
12 オーストラリア(シドニー) 30.39
13 メキシコ(メキシコ市) 28.28
14 日本(東京) 26.78
15 香港 24.68
16 シンガポール 24.06
17 タイ(バンコク) 23.53
18 台湾(台北) 22.91
19 マレーシア(クアラルンプール) 22.76
20 韓国(ソウル) 22.41
21 中国(上海) 19.04

21カ国・地域全体の平均値 ==> 32.13%
(アデランス調査 1998~2008年)

  欧州及び豪州   北中米   アジア

薄毛判定-生え際の後退、頭頂部やつむじ周辺の毛先減少が明らかに確認できる状態
調査方法-2組にわかれた4人の調査員が肉眼で通行人を観測。調査した通行人は3813人(カナダ)~14030人(アメリカ)

■脱毛症の種類
脱毛症【CUTPLAZA】

トリコチロマニー(抜毛狂)
円形脱毛症と間違いやすい脱毛症であるため、
専門の医師も気付かずに、円形脱毛症として治療を続けてしまうことがあります。
トリコチロマニーの語源は、トリコ(髪の毛),チロ(引っ張る)、マニア(熱狂者)という3つの言葉をつなぎ合わせたもので、日本語では抜毛癖とか抜毛症とも呼ばれています。
その発生年齢は幼少時に最も多く、上は25才くらいまで見られるようです。
男女間における発生では女性が多く、11~14才では女子の発生件数が男子の4倍を示しているいう報告もあります。
手の届きやすい前頭部、側頭部から始まり、その後上や横に移動してゆきます。また、ときには眉毛、まつげを抜くこともあります。
抜いた髪の毛を食べてしまってひどいときは胃の中に胃毛塊という髪の毛の塊が出来ることがあるそうです。
幼少時に爪噛(つめか)み、指しゃぶり、夜尿症などが合併することが多いですが、抜毛症と同じ原因であることが多いです。
また抜けた部分にはちぎれた毛の残りの短い毛が見られます。
また、トリコチロマニーの患者の中には爪を噛む癖のある人が多いと報告もあります。
原因としては一種の癖といえるかもしれませんが、その基盤には家族・友人・学校・職場などの生活全般における心理的ストレスがあって、うまく解決できないための鬱積を抜毛の刺激で発散させているのだろうと考えられています。
治療としてはそのストレスの原因を探り、解消させる必要があるため、周りの人の理解と協力が必要です。
さらには皮膚科医、精神科医などによる治療の必要な場合もあります。
時には育毛剤を使用させますが、これは治療しているという心理効果や塗ってあげることでコミニケーションを深め、抜く癖の背景にある原因を除くことにあるのです。
男性型禿頭症(若ハゲ)
若いうちから男性がなりやすいタイプです。
皮脂腺が増大することによって脂質が過多に分泌され、その結果湿性のフケになり、毛穴を塞いでしまい頭皮が緊張することで、血液の流れが悪くなり栄養が行き渡らなくなって、髪自体も抜けやすい状態になります。
対策としては、脂質が酸化してしまわないうちに、毛穴の内側から脂質や汚れを取りきる必要があり、その後全体に適度に潤いを持たせておく必要があります。
脂質を取り除くだけではなぜいけないかといえば、人体の仕組みとして、脂質が無くなると新陳代謝が活発むに行われよけいに多くの新しい脂質が分泌されてしまう結果になるからです。
円形脱毛症
男女問わず多くなってきたタイプです。
女性の方が若干多くなっている傾向があるそうです。 部分的に脱毛し、人によっては何カ所も起こることがあります。
リンパ液の異常に関係があるとされアトピーのある人にも多くみられます。
これは自己免疫疾患の可能性があるといえ、成長期の毛根がリンパ球という白血球の攻撃によって破壊されておこる自己免疫疾患は、
ちょうどアトピーなどのアレルギー反応とよく似ています。
そしてストレスが原因で起こりやすく、ダイエット、寝不足、疲れをなるべく避ける必要があります。しかもすぐにはならず、ストレス等をうけた後に3ヶ月起こるため原因が解明されにくいといえます。
更年期の女性にも円形脱毛が多い。自律神経失調とストレスが原因と考えられています。 対策としては、いかにストレスを避けるか、そしてストレスを発散できるかにかかっています。
治療法としては自然に治癒させることですが、重症の場合病院や専門の美容室等にかかったほうが良いでしょう。
(皮膚科で使われている薬品および治療法)
薬品==>グリチルリシン(肝臓治療薬として使われる飲み薬)・グリチロン・セファランチンの内服・漢方治療etc
(かゆみを伴う場合)抗ヒスタミン剤の内服・フロジン(塩化カルプロニウム)液(血液の循環をよくする。保険適用)やステロイド剤の外用(免疫異常を抑える)精神安定剤(眠れない人や強いストレスを取り除)きたいとき使用)
治療法==>ドライアイスを1,2週に1回局所に当てる(炎症を冷やしたり強い痛みを与えることで改善を図る)
化学薬品による免疫療法
全頭脱毛の場合は副腎皮質ホルモン剤の内服
血清亜鉛値が低い場合、硫酸亜鉛の内服
赤外線療法や紫外線療法などの理学療法
更年期女性の脱毛の治療=更年期障害の治療と言うことになり漢方薬の加味逍遥散etc
粃慷性脱毛症(ひこう性脱毛症)
かぶれをともなつて脱毛するタイプです。
女性でヘアカラーを月に何度もする方に多くみられます。
また、リンスインシャンプーの多くに含まれるジブチルヒドロキシトルエンによっても引き起こされやすいとされています。
化学薬品の散乱する今日、ヘアケア商品のみならず、ハウスシック症候群や、食べ物にまで気をつけなければならない時代になってきてしまいました。
白癬(しらくも)による脱毛症
水虫になっている本人の手から頭皮に感染し脱毛しようにまで発展します。
最初は赤くなって痒い程度ですが、次第に白いものが浮かびじゅくじゅくとしてきます。
治療には水虫と同じ治療を行う必要があり、皮膚科などの病院での治療
薬剤による脱毛症 がん治療に用いる抗がん剤やC型肝炎に用いるインターフェロンなどの副作用で脱毛するケースがあります。
がん細胞など体に害する細胞のみならず、他の健康な細胞も攻撃してしまう為に毛母細胞も影響が及び、髪が抜け投与をやめるまで生えてこなくなってしまいます。
治療が済み投与を終えてしばらくするとまた生えてきます。
びまん性脱毛症
毛周期が正常にサイクルしなくなり、頭全体の髪が薄くなっていく症例です。
女性でヘアカラーを月に何度もする方に多くみられます。
経口避妊薬(ピル)の使用によりホルモンのバランスが崩れて起こることもあります。
急性熱性疾患、分べん、貧血、甲状腺(せん)疾患、薬物、遺伝、圧迫したり引っ張ったりする髪の元へのダメージなども原因になります。
びまん性脱毛症の一つで男性に多い男性型脱毛症では、皮脂の分泌の増加が認められることが多いようです。
この皮脂が分解される際に出る参加された物質により炎症等を起こし、脱毛することがあります。
(治療法)==>血や甲状腺疾患など、原因疾患を治療する。
不規則な生活パターンや就寝時間を改善する。
禁煙をする。
ポニーテールなどの結んだりすることを避け、毛髪への緊張を緩和する。
皮脂の分泌の増加がある場合には、脱脂のため適度な洗髪をする。
精神的なストレスを和らげるよう心がける。
出産後の脱毛
髪は成長期、退行期、休止期というふうに、「毛周期」によって生え代わりが行われていますが、
出産後のホルモンバランスの変化からもっと以前に抜けるはずであった髪が、出産後に「休止期」が一度に来てしまい
一気に抜けてしまうことが多いです。
しかしこれは抜けるべき髪が抜けている場合が多い為、あまり気に病む必要はありません。
そういった点では他の脱毛症に比べて軽度というよりも、生理的な現象だとも言えるかもしれません。
老人性脱毛症
日本人の男性に最も多いタイプ、頭頂部の広域に脱毛してしまう特徴をもちます。
しかも、このタイプには世界で最も有名な育毛剤も効果が少ないとされています。
男性ホルモン(テストステロン)がイライラやストレスで増加し、脱毛症の遺伝のある人に多い、5αリラクターゼと反応することで初めて、5αDHTが生成されてしまいます。
この5αDHTはアデニルサイクラーゼという酵素の働きを抑制し、髪のタンパク質を作らないようにしてしまう作用があるためその結果、脱毛症になってしまいます。

薄毛はどの国に多い? 世界毛髪マップ  :日本経済新聞薄毛はどの国に多い? 世界毛髪マップ  :日本経済新聞

 薄毛率トップはチェコで、42.79%(通行人5485人のうち2347人が薄毛)。次いでスペイン42.60%(6545人のうち2788人)、ドイツ41.24%(7917人のうち3265人)、フランス39.24%(7080人のうち2778人)、英国39.23%(8991人のうち3527人)の順。上位5位はいずれも欧州勢だ。

 それ以下を見ても、6位に米国、10位にカナダ、13位にメキシコと北中米勢が交じるが、上位13位まですべてが欧州(豪州含む)と北中米で、アジアは入っていない。14位にようやくアジア勢でトップの日本が26.78%(7467人のうち2000人)が入り、以下は最下位の中国19.04%までアジアが並ぶ。

 こうして外国と比べると、日本の薄毛率はそれほど高くないことが分かる(ただアジアでは最も高い)。

 「たしかに西洋人の方が東洋人よりも薄毛が多いという傾向は研究者の間でも指摘されている」と言うのは、大正製薬・商品開発本部の安西浩之さん。たとえば壮年性脱毛(若ハゲ)の割合を見ると、東洋人が10人に1~2人なのに対して、西洋人は10人に3~4人で、やはり「西高東低」になっている。

 では、どうして「西高東低」現象が起きているのか?

■先進国ほど薄毛!?

 その理由としては、先進国の方が高齢化が進み、仕事や人間関係などのストレスが多く、食生活も不規則だったり偏食だったりして、結果として薄毛が多くなる――ことなどが考えられる。日本がアジアでトップなのもこれと同じ理由からだ。

 さらに、「頭髪と体毛の反比例現象」を指摘する声もある。

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