新潟県胎内市立乙中で生徒の間で受け継がれた学校の「裏ルール」をなくすため、生徒会が1年間アンケート調査や全校討議を行っているといいます。
なんでも新潟県胎内市立乙中では、上級生と下級生の間で理不尽な上下関係を強いる「裏ルール」と呼ばれる悪習があり、約束を守らなければ『靴の中に給食のジャムを入れられる』という嫌がらせを受けるといいます。
こうした「裏ルール」におかしいと思っていた生徒会副会長を務めた3年生の女子生徒は「裏ルールの撤廃」を公約に生徒会役員選挙で当選したといいます。Ⅰ学期に「裏ルールはあっていいのか」と全校生徒にアンケートしたところ、回答のあった120人中99人が「快適に過ごしたい」などを理由に「ない方がいい」としていたのに対し、19人は「あった方がいい」と答え、「自分たちもやってきた」「今までそれで成り立ってきた」などを理由に挙げていたといいます。
生徒会は朝会で「裏ルールのことをみんなで考えよう」と訴える一方、市内の小学6年生と中学1年生全員が参加する集会でも「真剣に取り組んでいる。小学生の皆さんは安心して入学して」と呼び掛けるなどした結果、12月には教職員を交えた全校集会を開き、集会後のアンケートでは「裏ルールがあった方がいい」は6人に減少していたとのことです。
暴力を受けた人が暴力をする人になるのは、その立ち位置で得られる恩恵があるからだ
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生徒のいじめや教師の体罰はこうした上下関係での支配が起こすものですが、それを容認したり受け入れ無くてはいけない上に、過去に自分たちが受けた事を他の人にしてしまうことは間違っていると止めることが出来ない閉鎖された環境が学校では伝統と称して受け継がれることがあります。
逝き過ぎた体罰や罵倒が暴力でありパワハラだという感覚が麻痺した人や、そうした一部の人間が抑圧されることで恩恵を受ける人が、体罰という暴力で生徒を支配して自殺者を出した顧問をかばおうとしている学校もあるようです。
「体罰を受けたときになにくそと頑張った」と昔体罰を受けていた体罰肯定の人は言うことがありますが、そうした昔は良かった論はその人だけのものであり、今の時代には体罰という暴力は犯罪であり根絶しなくてはいけないものだという認識が必要です。
逝き過ぎた指導や体罰は暴力であり、それらは改めなくてはいけないと言わせない状況もあるのでしょう。
そうした学校はすぐには変えられなくても、学校や教師の入れ替えをした上で、体罰根絶を訴え理解者を増やすより他にありません。
大阪市立桜宮高校の場合、元顧問の寛大処分求める1100人嘆願書を出したであろう人々を先導しているのが、反橋下徹派の人間が先導している実態があり、そうした政治や思想のあるものに利用されていることにも気がつかなくてはいけません。
また、特定の指導者が権力を持つことで、部活が強くなったり、後々の進路が有利になるという旨みのために、自殺者を出した指導者を尊ぶ人たちは考えを改めねばなりません。
自殺者を出した原因は改められるべきで、なによりも命の大切さが優先されます。
続きを読む 上下関係を強いる「裏ルール」撤廃を生徒らで進める学校と、体罰で自殺者出るも元顧問庇う保護者らのいる学校