大阪市立桜宮高校のバスケット部の顧問の教師に体罰を受けていた男子生徒が自殺した問題につけ、ここ最近のいじめ問題を目にするにつけ、学校において「暴力」が常態化しても誰も止められない状況が起きていたり、ともすれば大津市のいじめ自殺事件では教師がいじめを認識していながら責任逃れに「いじめは起きていなかった」と事件を隠したりすることがままあるようです。
昔のほうが体罰や暴力が多かったという大人の方の意見もあるのですが、それは時代性であり、少子化の現代では通用しない認識です。
また、小学生が暴力をした問題でニュースになった話において「3歳でも分かること」という意見が寄せられたことがありますが、3歳で善悪が分からない子はいますし、
少なくとも、そのいじめていた子達は暴力の善悪を認識していないからいじめをしているのです。
現代は少子化で他の子どもと関わりを持たない真っ白な状態で学校に行くケースも少なくなかったりするのではないでしょうか。
性善説にせよ性悪説にせよ、大人が子供に人を叩いてはいけないとか「叩かれたら痛い」「あなたが嫌なことを他人にしてはいけない」という基本的な事を教える必要があるわけです。
私も親や教師から昔に体罰を受けた口ですが、本人が悪い事をしたと認識していて叩かれる分にはいいのですが、
理不尽な理由や説明もなく、大人の機嫌によって叩かれるようなことには疑問を持っていますし、するべきことではありません。
全ての体罰が悪だとは思いませんが、体罰のほとんどが必要のないものであり、
何が悪いのかとか、考えを伝えられない子供や大人を増やしているとか、
子どもを追い詰めて死なせる現状を見た上で、
体罰などはなくすべきで必要ないと考えます。
ある程度大きくなった子供の教育に体罰は必要ないはずで、大阪市の男子生徒のように、30から40発も叩かれたのが本当なら、常軌を逸した暴力であり犯罪行為です。
また、周りの大人が、そうした暴力行為を容認しているのも異常な状況にあります。
あわせて、暴力行為をしたり問題を起こす子供をどうするか、精神攻撃を含めたいじめや暴力から子どもをどう守るか、幅広い議論が必要であり、早急な対応が求められます。
【自殺前日”30~40発たたかれた” NHKニュース】
【痛いニュース(ノ∀`) : 【大阪・体罰自殺】 保護者 「僕らの頃は、もっと厳しかった。親の責任だと思う。先生は頑張って。応援します」→保護者ら、拍手 – ライブドアブログ】
【体罰の実態、全国小中高校調査へ 「学校の犯罪」と文科相 – 47NEWS(よんななニュース)】
村文科相は記者会見で「いかなる場合も体罰をしてはならない。まして子どもの命を落とすようなことは、命を預かる学校として犯罪だ」と強調した。
これを受けて10日夜、佐藤芳弘校長らが記者会見し、体罰があったことを謝罪したうえで、この事実を市の教育委員会に報告していなかったことを認めました。
これについて佐藤校長は、「この顧問は以前にも体罰で処分を受けているので、報告すると次はもっと重い処分になると将来を心配した」と述べ、顧問をかばってのことだったと説明しました。
また、9日行われた記者会見で、体罰があったのではないかと指摘されながら認めなかったことについて「これ以上、学校を混乱させたくないと思った。結果的に隠ぺいと見られてもしかたがない」と釈明しました。
大阪市立桜宮高校では、先月自殺したバスケットボール部の男子生徒に対する顧問の教師による体罰があったことが分かっているほか、体罰を理由に停職処分を受けたバレーボール部の顧問の教師が、復帰したあと再び体罰を行っていたことが明らかになっています。
これを受けて、大阪市の橋下市長は11日午前、緊急に教育委員会の幹部らを集めました。
この中で橋下市長は、「体罰が相次いで発覚している学校現場の実態と、教育委員会が言っていることのギャップが大きすぎる。教育委員会が現場の実態を十分に把握しているとは思えない」と述べました。
【痛いニュース(ノ∀`) : 桑田真澄「体罰は指導者の勉強不足による一番安易な指導方法で、チームや選手は決して強くならない」 – ライブドアブログ】
【桑田真澄さん「体罰は必要ない」 : なんJ(まとめては)いかんのか?】
【桑田真澄さん“体罰では強くならない” NHKニュース】
桑田さんは、高校野球で2度の全国優勝を果たし、プロ野球の巨人などで活躍したあと、大学院でスポーツの精神主義の問題点などについて学びました。
現在は、かつて自分も体罰を受けた経験を踏まえて、体罰による指導への反対を訴えながら、全国で講演活動や子どもたちの指導に当たっています。
桑田さんは男子生徒が自殺した今回の問題について、「本当に心が痛いとしか言いようがない残念な出来事だ」と述べたうえで、「体罰は指導者の勉強不足による、いちばん安易な指導方法で、チームや選手は本当の意味では決して強くならない」と指摘しました。
また、自分自身が小学校時代から体罰を受けていたことに触れ、「グラウンドに行って殴られない日がない時代で、それが当たり前とされていたが、殴られて愛情を感じることはなかった。理屈で話して説明してほしかった」と語りました。
さらに、「体や技術が出来上がったプロの選手でさえミスをするし、ホームランを打たれ、三振もする。だから、子どものミスに対して体罰というのは絶対に反対だ」と述べました。
【小2男児4人が同級生女児に暴行 市教委「いじめと認識」 栃木・小山市 – MSN産経ニュース】
体罰について騒ぎ過ぎです。もっと先生を信頼して任せたらよいと思います。先生が頭をコチンと叩くようなものまで体罰だといったら教育など出来ません。行き過ぎた体罰で生徒が怯えるような事になるのは問題ですが、「先生、叩いてみろ、教育委員会に通報してやる」という生徒をどうするのか。
— 田母神俊雄 (@toshio_tamogami) January 10, 2013
自分の父親は元高校数学教師なんだけど、今回の事件については「スポーツが強いという結果があると、体罰が当たり前になってても誰も異常には思わないんだよ。その常識で指導してしまう。本当は個人個人を見てなきゃいけない。教師の怠慢だ」と言ってました。
— 希有馬(井上純一or弌) (@KEUMAYA) January 11, 2013
「体罰を肯定する人なんてよほどな人でないといない」って前提はおかしいな。それはただの仮定なのに「体罰を焦点化するのは、間抜けな議論」とするのは、あまりいい考え方じゃないような。
— きしだ? (@kis) January 11, 2013
体罰を美化する保護者。家庭内でも殴ってるんじゃないかと心配。こいつが亡くなった生徒の遺族に3,40発殴られてみればいいのに。 / “痛いニュース(ノ∀`) : 【大阪・体罰自殺】 保護者 「僕らの頃は、もっと厳しかった。親の責任だと思…” htn.to/FPQHDu
— 岡安淳司@アーガイル (@shields_pikes) January 11, 2013
いじめや体罰が原因でも、親の頼り無さで我が子を失いたくない。我が子の状況を他人事の様に捉える親にだけはなりたくない。親に相談しないのは百も承知で、それでも子供の変化に日々目を光らせて、何かあれば多くを失う覚悟で身をもって守ってやれる親になろ。そもそも無理して通わせない選択もある!
— フィフィ (@FIFI_Egypt) January 10, 2013
「先生によく殴られたが、今となってはいい思い出だ」と体罰容認の発言をする大人たちがいますが、実際体罰がトラウマになったり、体罰を受けたことで暴力によって他人を服従させることを覚えたような、体罰がマイナスに作用した人たちは、テレビなどに向かって表立って発言しないと思うんですが。
— のうるす (@noles0710) January 11, 2013
『体罰を与えないとわからないヤツ』の存在認めろというなら、『体罰で最悪自殺するヤツ』の存在を認めなければならない。教育側にそれらを見極めて適切に体罰を運用する能力が無い以上は『自殺しかねないヤツ』を想定しその生命を守るために一旦体罰全部やめるべきじゃないかなぁ、という。
— ささきタツヤ@サイト移転しました (@sasaki666) January 11, 2013
「悪くない体罰もある」は一見聞こえがいいけど、処罰の基準がないんで運用する人を選ぶ上になんか起きた時の対応が遅いんだろうなーとオモタ。
— よしたに (@dancom) January 11, 2013
極論すれば、体罰を与えなければ更生できない人は、更生させないままで構わないと思います。デメリットのほうがよほどたちが悪いから。
— みるひ (@miruhi) January 11, 2013
昔はこうだったから良かった、て議論なら分かる。でも、昔はこうだったから今もそうあるべき、てのは議論以前の問題。だから「昔は体罰なんか当たり前だった」って言う話は事案の解明に何も資するものはないし、議論する場がそもそも違うんじゃないかと。
— 和ヶ原聡司 (@wagahara211) January 11, 2013
インディアナ州は全米で体罰が許されている19州の一つ。しかし教育学区や学校レベルで禁止しているケースもある。体罰するには必ず踏まねばならないプロセスがある。いきなり体罰するのは違法。犯罪者である。
— 小川正人 (@drogawa) January 11, 2013
つーかさー。体罰をまかり通らせるなら、「悪いこと」に対する(いさめる)暴力は全て認められなきゃ筋が通らんわな。
— 聖@Saint=Laurant (@saint_laurant) January 11, 2013
体罰の話で言えることは、昔は昔、今は今だと思います。そもそも学校での傷害が、いじめ、体罰に置き換えられること自体、納得いかないわけで
— ふたつちせいご (@Seigo_F) January 11, 2013
体罰という言葉がずるい?のは、罰という、あたかも生徒に非があった感を抱かせるところ。大阪の件では生徒に何の落ち度があったというのか。それに体罰と名づけることこそ暴力だろう。
— 奥田奈緒2013 (@okudanao) January 11, 2013
少しでもなにかあると「学校と先生の責任」になる風潮も、いじめ体罰問題を不明瞭にさせてるのあかと思った。/[現役教師の嘆き~体罰と増加する生徒の校内暴力] kasakoblog.exblog.jp/19501286/
— Koyama Noriyoshi (@Koyacch) January 11, 2013
そういえば例の体罰事件、FBで「自殺するような奴は存在の意味が…」とか言ってる人が居て驚いた。
— 絶対真性リベラル☆らいか (@18th_mesyats) January 11, 2013
しつけや体罰で叩くという行為が全くダメとは言わないけれど、40発殴るとかそれは行き過ぎのただの暴力だよねーある程度は必要と考えるのが普通な気がするけど、これで体罰なくなって、反対に生徒から教師に暴力とか、いうこと聞かなくなるのは問題ありですよね。
— うりゅう (@yarisaka3) January 11, 2013
体罰の件、難しいね。先生・保護者・生徒の人間性とその度合いで全てが決まると思う。でも決して「暴力」を肯定するわけではないです(-_-)
— ゆき♂ (@kazoooo20081221) January 11, 2013