東日本大震災から12年。当時を振り返る

東日本大震災から12年。当時を振り返る

2011年3月11日に起きた東日本大震災から12年が経ったそうです。
東日本大震災は当初「東北関東大震災」と呼ばれていたのですが、東北付近や関東付近に多大な災害の影響が起きた震災でした。メディアでは震災直後からしばらくして『東日本大震災』で統一されました。

日本周辺における当時の観測史上では過去最大の地震の大きさに驚かされていたわけですが、発生当初、自身に慣れている日本人の多くがある種、楽観していたように思います。土砂崩れや家屋が崩れることは想像していてもあれ程の大津波が人々の命を奪い、その後の暮らしを一変させ不幸にされた震災になるとは誰も想像していなかったのです。当時のTwitterの様子を見ていてもあまり地震をタイムラインに流すな、騒ぐんじゃないという空気がありました。
けれどその後津波の発生が知らされると、ただならぬ事態に皆が動揺していました。我々はその後起きる異常事態をただただ待つしかなかったのです。

東日本大震災の被害を受けた壊滅した町

未曾有の大津波、それによって流される家屋、そして奪われる多くの人命。発生当初情報があまりにも少なく、不確かな情報が拡散され風説の流布が散見されました。
そんな中で情報元と知見をまとめる作業をするしかわたしにはなく、その流れで募金活動や救援物資やボランティア団体の情報をまとめるサイトを作っていたこともありました。(その後、Googleなどの大きな企業が確かな情報をまとめるサイトを開設してわたしはそれらを見届けて活動を停止しています。)

原発事故は未だに日本の悪い評価として日本の国内や海外でも批判の対象にされてきていますが、福島はインフラなどは着実に復興しているようですが、生業に関しては震災以前とは比べ物にならない状況が続いています。

東日本大震災関連の犯罪・問題行為 – Wikipedia

震災当時から必要な物資が各地に届かないという問題も印象に残っていて、震災が起きていないわたしの街のスーパーでもトイレットペーパーや水が無くなったり、パンやインスタント麺といった食べ物でさえもなくなったのです。
いわゆる震災時の不安から買い占めてしまう人や同じく震災の影響を受けていた関東付近の親類に送るという人、さらには買い占めてネットで転売する人が出始めたのもこの頃です。

日本の規律や礼儀正しさは震災の当時に海外から称賛されましたが、一方で、窃盗や詐欺、そして助成に対する性犯罪も多く起きていたそうで、決して良いところだけがあったわけではなかったのです。都合の良いところだけを報道する日本のメディアの体質という残念な部分も未だ課題となっています。

「東北の復興なくして日本の再生なし」と言った安倍元首相も今はおらず、コロナやウクライナの戦争の影響による物価高は日本全体で問題となっています。
あの震災を忘れず、岩手県・宮城県・福島県の被災3県に私達で出来る復興の手助けは何かを考えていきたいと思います。

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