「スズメの姿はなぜ見あたらないのか」スズメが20年で6割減少の不可思議

最近、スズメを見かけなくなったのはスズメが少なくなったからだという研究が発表されています。
私は愛媛県住まいですからここ最近ですと公園なんかでは見かけます。ただ、数が少なくなったかどうかは確認していないのでわかりませんが、そんなに大量のスズメを見たことがありません。都会ならなおさらでしょう。まず、地面でスズメが何かをついばむ姿を見ることは少ないかもしれません。
ただ、今回のこのスズメのニュースって、今年3月にも報道されていたのですが、不思議な事態が起きていたようです。また、その研究内容にも不審な点があるようなんですね。

昔、「カラスの死骸はなぜ見あたらないのか」という本を読んだことがあります。
読み終わってから、なんてくだらない本にお金払っちゃったんだろうと後悔したことを覚えていますが、
今探したら「カラスの死骸はなぜ見あたらないのか」という本が見あたらないので、捨てちゃったか奥にしまっているんだと思います。
カラスの死骸はなぜ見あたらないのか―あなたの常識がひっくり返る本 (ON SELECT)
カラスの死骸はなぜ見あたらないのか―あなたの常識がひっくり返る本
(ヒント:この本の作者が誰なのか)

3/11に東京新聞ソースで更新されたニュースブログが6月に以下のような訂正をされています。
いったいなぜ?日本のスズメが10分の1に激減…環境省の調査結果:らばQいったいなぜ?日本のスズメが10分の1に激減…環境省の調査結果:らばQ

(2010/6/22)追記:東京新聞のソースを元に、環境庁の発表としていましたが、「2010年3月9日の東京新聞の記事について」によると、立教大理学部の三上修氏の『日本におけるスズメの個体数減少の実態』による論文仮説を環境省の資料内で見かけた東京新聞の記者が、環境省の発表だと誤解して報道してしまったようです。よって、当記事の環境庁の発表と言うのは誤りで、スズメの減少で挙げられている数字も推定結果であり、信憑性や科学的裏付けは疑問の余地が残るようです。

今回の朝日新聞の報道によると「特定の場所に来た鳥をすべて捕獲」することで、スズメの割合を確認するという方法だそうです。
全国31ヵ所で毎年7万羽を捕獲となると、1ヵ所で最低2258羽の鳥を捕獲しなくてはいけません。
どのような捕獲方法かわかりませんが、1回でそれだけの量は捕まえられませんよね。
また、同じところで同じ方法で捕まえる。。

私が鳥なら、何処か遠くに逃げます。
なぜなら翼があるから。この大空に翼を広げ飛んでいきたいよ。

まぁ、自然が減ったり、スズメに適した住処になる場所が少なくなっているでしょうから、昔に比べたら減っているのかもしれません。
ただ、その方法は確かなのかしらと疑問に思っちゃうんですよね。

asahi.com(朝日新聞社):スズメ、20年で6割減少か 都市部での子育て難しく – サイエンスasahi.com(朝日新聞社):スズメ、20年で6割減少か 都市部での子育て難しく - サイエンス

 国内のスズメの個体数が過去約20年間で約6割も減ったとする報告を立教大と岩手医科大のグループがまとめた。環境省の委託を受けた山階鳥類研究所が全国で実施している鳥類標識調査のデータをもとに推定した。

 立教大の森本元(げん)研究員と岩手医科大の三上修助教は、近年、指摘されているスズメの減少傾向を探るために、足輪を付けて移動経路を調べる鳥類標識調査に着目した。この調査では特定の場所に来た鳥をすべて捕獲するため、つかまえた鳥の中のスズメの割合の変化をみることで、増減の傾向を突きとめられると考えた。

 1987年から2008年まで調査を継続していた全国31カ所の標識ステーションのデータを調べると、全体では毎年7万羽前後の鳥がつかまえられてきたが、スズメは当初の4千羽前後から最近は1千羽前後に減った。割合では、全体の6%だったのが2%以下になった。さらに、各地の傾向を総合的に解析、周期的変動なども考慮して検証したところ、スズメが21年間で約6割減少したという結果が得られた。

 三上さんはこれまで、限られた地域での経年的な調査記録や、農地における駆除のための捕獲統計などから、1990年以降スズメが5~8割減少したという推定を出していた。今回の結果から、自然度の高い全国の標識ステーションでも従来の推定と同じように減少していることが示された。森本さんは「従来と異なるデータで同じような結果が出た。スズメは確実に減っていると言えそうだ」と話す。

 スズメは、屋根瓦の下など人工物を利用して巣作りをすることが多いが、住宅の構造が変わり、巣を作れる場所が減ってきた。

 グループは、営巣適地や食べる餌の減少で、都市部を中心にスズメの少子化が進んだことが大きな要因とみて、詳しい調査を続けることにしている。(米山正寛)

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