インフルエンザの予防接種をする一番の理由はなにか?

南海放送で「インフルエンザの予防接種をする一番の理由はなにか?」という問題が出されていました。
元になったのは順天堂大学医学部の奥村康教授の作った問題で、以前にNHKの爆問学問で出された問題の一つが「なぜ毎年インフルエンザの予防接種をする?」でしたね。

爆笑問題のニッポンの教養 | 過去放送記録 | FILE170:「免疫力!アップダウンクイズ」 | 奥村康(おくむらこう) | 2012年1月12日放送分爆笑問題のニッポンの教養 | 過去放送記録 | FILE170:「免疫力!アップダウンクイズ」 | 奥村康(おくむらこう) | 2012年1月12日放送分
インフルエンザの予防接種をする一番の理由はなにか?
順天堂大学医学部の奥村康教授(免疫学)の問題

【問題2】なぜ毎年インフルエンザの予防接種をする?
     (1)毎年ウイルスの形が変わるから
     (2)ワクチンの効果が1年しかもたないから
     (3)やればやるほど効果が上がるから
【答え2】(3)やればやるほど効果が上がるから

免疫の例えをお巡りさんと軍隊と表現していましたが、生まれてから持っている免疫がお巡りさんの自然免疫ですが、この自然免疫をすり抜けるウイルスなどには、軍隊のような獲得免疫が免疫を獲得し続けることで次第に強くなっていくと説明がありました。

ゆえに、インフルエンザの予防接種は毎年したほうがインフルエンザに対する免疫力が強くなっていくとのことです。

(1)と(2)の「毎年ウイルスの形が変わるから」「ワクチンの効果が1年しかもたないから」は、どちらもインフルエンザウイルスが毎年変異することから同じ答えですね。
おそらくは全て正しいけれど、一番の理由が何かというと(3)の「やればやるほど効果が上がるから」が、獲得免疫が力をつける意味合いでの免疫力が上がる上での答えに相応しいのでしょう。

日本ではどうしても副作用や日本脳炎訴訟の問題で任意接種になったために、インフルエンザ摂取をする人が減った時期がありました。
しかしながら、新型インフルエンザの問題や、人にインフルエンザをうつさないためにも、毎年の予防接種は受けておくほうがいいですね。

もちろん、インフルエンザの予防接種には副作用やアレルギー(卵で増殖させるため卵アレルギー)がまれに起こるので、その点はお医者さんとの相談の上決めたほうがいいと思います。

平成10年6月奥村康先生 免疫と長生き
免疫最新情報「免疫力は生命力」(奥村康先生)|免疫特集|パトス

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A-6インフルエンザの予防接種をしたときにどんな副反応があるのか?

一般的に副反応は軽微です。主な副反応は接種局所の反応で、 発赤、腫脹、疼痛をきたすことがありますが2~3日で消失します。 その他に、発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などもまれに起こります。 極めてまれですが、死亡例の届け出もあります。 これまでの我が国での統計では、インフルエンザワクチンによる可能性があると認定された死亡事故は、約2,500万接種あたり1件です。
今のところワクチンは発育鶏卵で増殖したインフルエンザウイルスから作っていますので、 卵アレルギーの人にはじんましん、発疹、口腔のしびれ、アナフィラキシーショックなどが 現れる可能性があります。従って卵アレルギーの人には現行のワクチンは接種しない方が賢明です。ワクチンを接種される場合は、主治医にご相談ください。

R-1乳酸菌のヨーグルトでインフルエンザが激減…有田町で実証 2011/08/15(月) 16:52:13 [サーチナ]R-1乳酸菌のヨーグルトでインフルエンザが激減…有田町で実証 2011/08/15(月) 16:52:13 [サーチナ]

■R-1乳酸菌でインフルエンザ激減、大規模で信頼性高い実験

  井上院長によると、佐賀県有田町の保育園、幼稚園、小中学校に通う児童・生徒を対象に2010年9月7日から11年3月18日まで、R-1乳酸菌を使った飲むヨーグルト112ミリグラム1本を、登園・登校する毎日、飲み続けてもらった。うち、国立感染症研究所提供の学校欠席者追跡システムを利用できる小中学生1904人について10年10月1日から3月18日まで、インフルエンザ(A、B、新型)の感染状況を調べた。

  佐賀県は同システムを全域で採用しているため、有田町に隣接する自治体、さらに佐賀県全体の状況と比較した。井上院長によると、これほど大規模な実験はほとんどなく、学校欠席者追跡システムで感染者数を調べたので、信頼性も極めて高い。有田町と、地域として一体性がある周辺を比較したので、ヨーグルト摂取の効果が出ていることが数字としてあらわれた。

  同期間中に有田町の小学生は、隣接している主要な自治体と比べて、インフルエンザの発生が10分の1以下だった。中学生でも、ほぼ同様の結果が出た。統計的にも偶然とは考えにくい、極めて特徴的な結果だったという。

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