雅楽演奏家の岩佐堅志さんは日本音楽著作権協会(JASRAC)から「9月の西宮公演の著作権使用料を申告しろ」という電話がかかってきたので「千年前の音楽には著作権はありませんよ」と教えてあげたとTwitterで語っています。JASRACの担当者は「めちゃめちゃ上から目線の担当者は雅楽をがらくと読んでました」とのことで、「勉強しろよ」と締めくくっています。
さっき日本音楽著作権協会から電話が掛かってきた。JASRACね。9月の西宮公演の著作権使用料を申告しろ、という内容でした。千年前の音楽には著作権はありませんよ、と教えてあげました。めちゃめちゃ上から目線の担当者は雅楽をがらくと読んでました。勉強しろよ。
— 岩佐堅志 (@sokohjo1) December 12, 2012
今件で2ちゃんまとめブログやTwitterでJASRACに批判が集まっている一方、『JASRACは普通に仕事しただけ』『JASRACが管理している楽曲を用いたかどうかの確認したに過ぎない』といったJASRACに同情的な意見のブログも。ただし、はてなブックマークでは「管理曲が無いかを調べて指摘するのは申告を求める側がするべきでは?」「そもそも「使ってないよ」と申告する義務とかあるのかなあ。」といった疑問とともに、「JASRACさんは電話でJASRACが管理した曲を使ったかどうか確認するのが通常業務なんですかね?書面とか送らないんですかね?」というJASRAC側の会社としての姿勢に問題があるという指摘も見受けられます。
オレオレ詐欺も未だ起きているわけで、CMなんかで「電力会社の社員を装った詐欺・窃盗、悪質な勧誘にご注意ください」などと注意が呼びかけられているのに、
JASRACさんは段取りも踏まずに電話かけちゃうんですね。
ともあれ、最近はテノールや和楽器による近代オーケストラもあるのでしょうが、そのあたりの「著作権曲」の利用の問題があるなら、利用者側からの申請が先か、JASRACが先かという事なんですね。
版権フリーの漫画があるように、著作権フリーの楽曲もあるし、JASRACに加盟している音楽関係者もいるわけで、そろそろ住み分けについてどうにかならないんでしょうか。
【痛いニュース(ノ∀`) : JASRAC「著作権使用料払え」→雅楽演奏者ブチ切れ「千年前の音楽に著作権はない。勉強しろ!」 – ライブドアブログ】
【JASRACが雅楽の公演に突っかかるのはおかしい!がおかしいたった一つの理由。 – @sophizmの日記】
【はてなブックマーク – JASRACが雅楽の公演に突っかかるのはおかしい!がおかしいたった一つの理由。 – @sophizmの日記】
