相対性理論と矛盾する実験結果検証していたスイスのCERN、素粒子ニュートリノ「光速と差はない」

去年9月に名古屋大などの素粒子ニュートリノが光より速く飛んだとする実験結果を検証していたスイスのCERN(ヨーロッパ合同原子核研究機関)は16日、検証実験の結果は光速を超えなかったと発表しました。計測の結果、ニュートリノは見かけ上、光速より100億分の3秒早くイタリアに達したが、これは誤差の範囲であり「光速と差はない」と結論づけています。
「光より速いものはない」というアインシュタインの相対性理論と矛盾するものとして世界的な注目を集めた名古屋大などの実験結果は、先月には装置をつなぐケーブルに緩みがあった可能性が浮上しており、今回のCERNの実験結果から誤りであったとの見方がさらに強まったことになります。
CERNは5月にも再実験を行い、最終的な結論を出したいとしています。

サブカル『ALBERT EINSTEIN/アインシュタイン(モノクロ)《PPS012》』ポスター

タイムマシンが出来るんじゃないかとメディアが注目していましたが、「光より早いものはない」としたアインシュタインの相対性理論はどうやら守られそうですね。

とりあえずタイムスリップは、先日借りてきたバック・トゥ・ザ・フューチャーを見て我慢したいと思いますw

“ニュートリノ光速を超えず” NHKニュース“ニュートリノ光速を超えず” NHKニュース

アインシュタインの相対性理論と矛盾するものとして世界的な注目を集めた、「素粒子のニュートリノは光より速い」とした実験を巡って、別の研究グループが「ニュートリノは光の速さを超えていない」とする結論を明らかにし、当初の実験結果が誤っていたという見方が強まっています。
この実験は、素粒子のニュートリノを、スイスにあるCERN=ヨーロッパ合同原子核研究機関の実験施設から発射し、イタリアにある地下の研究所でその速さを計測したもので、去年9月、日本を含めた国際的な研究グループが「ニュートリノは光よりも速く到着していた」と発表しました。
この実験結果は、「光より速いものはない」とするアインシュタインの特殊相対性理論と矛盾することから、世界の研究者の大きな注目を集めていました。
ところが、これを検証していた別の研究グループは16日、イタリアの研究所で新たにデータを解析したところ、「ニュートリノは光の速さを超えていない」という結論に達したことを明らかにしました。
研究グループでは、計測をより正確な方法で行い、当初の実験に何らかの問題があったことが分かったとしています。
このため、実験結果が誤っていたという見方が強まっており、CERNでは、ことし5月に再実験を行い、最終的な結論を出したいとしています。

ニュートリノ:光速を超えず 欧州研で検証実験 – 毎日jp(毎日新聞)ニュートリノ:光速を超えず 欧州研で検証実験 - 毎日jp(毎日新聞)

 素粒子ニュートリノが光より速く飛んだとする名古屋大などの実験結果を検証していた欧州合同原子核研究所(CERN)は16日、検証実験の一つでニュートリノは光速を超えなかったと発表した。

 昨年9月に発表された実験結果は、光より速いものはないとするアインシュタインの相対性理論の前提を覆すとして大きく注目された。各地で検証実験が計画されたが、先月には装置をつなぐケーブルに緩みがあった可能性が浮上。検証の一つで否定的な結果が出たことで、実験が誤りであったとの見方が強まりそうだ。

時事ドットコム:ニュートリノ「光速超えず」=別のチームが再検証時事ドットコム:ニュートリノ「光速超えず」=別のチームが再検証

素粒子ニュートリノが光より速いとして世界的な注目を集めた実験結果をめぐり、欧州合同原子核研究所(CERN)は16日、別の国際研究チームが「光速を超えることはない」とする新たな検証結果を得たと発表した。
 研究チームは、先にニュートリノが「光速を上回る」と公表したグループ「OPERA(オペラ)」と同様に、CERNの装置から飛ばしたニュートリノが約730キロ離れたイタリア中部の研究施設まで到達する時間を再測定。光よりも遅いことを示す結果が出た。OPERAでは使われなかった別の検出器のデータも用いたという。
 再検証チームの報道担当であるノーベル物理学賞学者のカルロ・ルビア氏はCERNの発表文で「ニュートリノは光より速くはない」と明言。「(測定は)難しく高精度で科学的プロセスの重要性を明確に示すものだ」とした。

ニュートリノの速さ「光と差がない」と別チーム : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)ニュートリノの速さ「光と差がない」と別チーム : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 欧州合同原子核研究機関(ジュネーブ)で観測された光より速いニュートリノの真偽をめぐり、同じ装置を使った別の研究チームが15日、独自の測定では「ニュートリノの速さは光と差がない」とする論文をインターネット上で発表した。

 この研究チームは、超光速ニュートリノの観測を報告したOPERAチームと同じニュートリノ生成装置や時刻データなどを使用。約730キロ・メートル離れたイタリアの研究所まで届く時間を計測した。OPERAチームとの違いは、ニュートリノの検出器だという。

 計測の結果、ニュートリノは見かけ上、光速より100億分の3秒早くイタリアに達したが、これは誤差の範囲であり「光速と差はない」と結論づけた。

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