京都 亀岡10人死傷事故 無免許18歳少年「居眠りしていた」同乗の少年二人も逮捕

京都府亀岡市で起きた無免許運転の18歳少年の車が小学生の集団登校の列に突っ込み女児と妊婦が死亡、8人が負傷した事故で、18歳少年は「居眠り運転をしていた」と語っているといいます。
また、同乗していた未成年の少年二人は運転していた少年が無免許と知りながら自宅に送るよう頼んでいたとして、無免許運転の幇助の疑いで、京都府警は同乗していた未成年の少年二人も逮捕しました。

京都 亀岡10人死傷事故 無免許18歳少年「居眠りしていた」同乗の少年二人も逮捕

京都 亀岡10人死傷事故 18歳少年無免許 女児・26歳妊婦死亡 | CUTPLAZA DIARY京都 亀岡10人死傷事故 18歳少年無免許 女児・26歳妊婦死亡 | CUTPLAZA DIARY
京都 亀岡10人死傷事故 18歳少年無免許 女児・26歳妊婦死亡

京都 亀岡10人死傷事故 無免許18歳少年「居眠りしていた」同乗の少年二人も逮捕

死亡した妊婦の夫は「加害者には死んで償ってもらう」と話すなど、怒りの気持ちをあらわにしています。

無免許18歳容疑者の父親は「事故にあわれた方に心からおわびを申し上げます。ただただ頭を下げて謝るしかない」と謝罪するとともに、「やってしまったことは取り返しがつかないので、一生かけて償っていけと言いたいですね」と語っています。

今回の事件は車による業務上過失致死傷罪の「自動車運転過失致死罪」の疑いで捜査されていますが、同じ自動車運転過失致死罪の判決が出た栃木で起きたてんかん運転手によるクレーン車で6児童が死亡した事故でも、判決は7年しか出ていません。
6日前に事故から一週間の日に、クレーン車6児童死亡の被害者家族は同種事故の厳罰化を求め署名を法相らに提出していました。

また、少年だからといって被害者が出た負傷や死亡事故であっても、罪が減刑されたり、名前や顔が出てこないというのはどうなのでしょう。

ところでフジテレビでは昼過ぎのニュース番組内で、無免許では運転出来ない車が必要という不思議な理論を発していました。飲酒運転で死亡事故(の報道が)増えた際にも、同種の飲酒した人間が車に乗ると運転出来ない車の話題が出ていました。
しかしながら、その論理では包丁も免許制にということになります。
問題なのは無免許で運転する人間が悪く、事故を起こした人間は罰せられるということです。人間のモラルの問題を道具のせいにするのは筋が通りません。

それから、事故の起きた道は以前から車による事故が心配されていたとされ、京都新聞の社説にありますが、ガードレールや信号機の設置、歩道整備などハード面の対策とともに、学校、地域、家庭、警察などが連携し、事故をなくすための取り組みが必要ですね。

FNNニュース: 京都・亀岡市10人死傷事故 無免許の18歳少年「居眠りしていた」FNNニュース: 京都・亀岡市10人死傷事故 無免許の18歳少年「居眠りしていた」

京都・亀岡市で23日、集団登校中の小学生の列に車が突っ込み、妊娠7カ月の女性と7歳の女の子が死亡し、8人が負傷した。
悲惨な事故を起こしたのは、無免許の18歳の少年で「居眠り運転をしていた」と供述していることがわかった
現場には、ランドセルや帽子が散乱し、そして軽自動車は、フロント部分が大破しており、事故の衝撃を物語る。
18歳、無免許の少年の車が、朝の景色を一変させた。
死亡した小谷真緒ちゃんの祖父は「病院から、ほかの病院に運ばれるヘリの中で亡くなったらしい」、「かわいそうやったけれども、さみしいですよ。まだかわいいのに」と語った。
救助活動をした近所の住民は「もう、このへん(頭)から血を流している子も、このへん(腕)が血だらけの子、もう全然外傷ないけど、真っ青でもう、全然呼びかけても意識ない子とかも」などと話した。
23日朝、京都・亀岡市で集団登校中の小学生の列に軽自動車が突っ込み、児童9人と保護者1人が巻き込まれた。
この事故で、1年生の娘に付き添っていた松村幸姫(ゆきひ)さん(26)と、2年生の小谷真緒ちゃん(7)が死亡した。
また、1年生の西田琉輝(るき)君(6)と、3年生の横山奈緒ちゃん(8)が意識不明の重体で、ほかにも女子児童3人が重傷を負った。
死亡した松村さんは妊娠7カ月で、先週、赤ちゃんの性別がわかったばかりだったが、その赤ちゃんの命も助からなかった。
死亡した松村さんの夫は「(幸姫さんは)『また女の子か』言うて。『でもまあ、健康やったらええかな』言うて。朝電話かかってきて、車が突っ込んだって。で、慌てて駆けつけたら、嫁さんと子どもが倒れていて。(赤ちゃんについては?)いや、もう、残念です。残念のひと言です」と話した。
小学校まで、あとわずか200メートルの場所で起きた事故は、なぜ起きたのか。
現場の道路は、対面通行になっているが、事故のあった当時は、一方通行になっていたという。
子どもたちは、2列になって集団登校していたが、車はその後ろから、次々と子どもたちをはねていったという。
救助活動をした近所の住民は「ほとんど声も発っせない状態、意識がないに等しいような状況」、「僕が見ていた子も、ちょっとやばかったですけど、ここで」などと話した。
現場は、道幅6.5メートルの1車線の道路で、無免許の18歳の少年が運転していた車は、緩やかな左カーブを曲がりきれずに、登校の列に突っ込み、20メートルほど行ったところで、縁石に衝突して止まったという。
近所の住民は「もう、ブレーキ音は全く聞こえへんかったし、たぶん、ブレーキ痕もなかったし、ノーブレーキで、その通学の小学生の列に突っ込んでいる感じ」などと話した。
現行犯逮捕された18歳の少年の車には、未成年の友人2人が同乗しており、「一晩中、ドライブをしていた」という。
また、警察の調べに対し、運転していた少年は「居眠り運転をしていた」との供述をしているという。
運転していた18歳の少年の父親は「免許を取らせていませんから、(車に)乗っていることも知りませんでした。何も言えません。現に起こしてしまったんで、償うしかないでしょうね、一生かけて」と話した。
警察は、運転していた少年を、自動車運転過失致死傷の疑いで調べるとともに、少年の無免許を知っていたとして、同乗の友人2人を道路交通法違反のほう助の疑いで逮捕し、事故の原因をくわしく調べている。

FNNニュース: 京都・亀岡市10人死傷事故 逮捕の少年「車は知人から借りた」FNNニュース: 京都・亀岡市10人死傷事故 逮捕の少年「車は知人から借りた」

少年は無免許で、「居眠りをしていた」と話しているが、その後の調べで、「車は、自分や家族の名義ではなく、知人から借りた」という内容の供述をしていることがわかった。
また、車のフロントガラスが激しく割れていることなどから、少年は制限速度の40kmを上回る、時速50km以上で走っていた疑いがあるという。
少年の父親は24日朝、「やってしまったことは取り返しがつかないので、一生かけて償っていけと言いたいですね」と語った。
一方、小学校では、児童たちが事件の現場を迂回(うかい)し、普段とは違う通学路を通って、集団登校した。
授業の前には、犠牲となった2人に黙とうがささげられたという。

朝日新聞デジタル:無免許の18歳「一晩中走り、居眠り」 京都・亀岡事故 – 社会朝日新聞デジタル:無免許の18歳「一晩中走り、居眠り」 京都・亀岡事故 - 社会

 京都府亀岡市で集団登校中の小学生ら10人の列に無免許の少年が運転する軽乗用車が突っ込んだ事故で、府警の調べに対し、自動車運転過失傷害の疑いで逮捕された亀岡市の無職少年(18)は「一晩中走り、疲れて居眠り運転をした」と供述。府警は現場にブレーキ痕が見当たらず、少年は約20メートルにわたり児童らを次々はねたとみて、容疑を同致死傷に切り替えて調べている。

 捜査関係者によると、少年はかつて暴走族グループに所属。2010年末ごろ、亀岡市内でバイクを無免許で運転し、摘発されたこともあるという。

 また府警は、車に同乗していた京都府南丹市の大学1年の男子学生(18)と、亀岡市の男子専門学校生(18)を道交法違反(無免許運転)の幇助(ほうじょ)容疑で逮捕した。容疑は、2人は事故の約30分前の午前7時半ごろ、現場から南東に約8キロ離れた京都市西京区を走行中の車内で、少年が無免許と知りながら自宅へ送るよう頼んで運転させた疑いがあるというもの。

【集団登校に暴走車】「死んで償ってもらう」死亡妊婦の夫+(1/2ページ) – MSN産経ニュース【集団登校に暴走車】「死んで償ってもらう」死亡妊婦の夫+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

 集団登校列の最後尾で児童に付き添っていた京都府亀岡市の松村幸姫(まつむら・ゆきひ)さんが、18歳少年による無免許居眠り運転の車に命を奪われた。妊娠7カ月。お腹の中にいた3人目の子供も犠牲となった。「加害者には死んで償ってもらう」。最愛の妻を失った夫は声を絞り出した。同じく死亡した安詳小学校2年、小谷真緒さんの祖父は「何をおいても犯人が憎い」と唇をかんだ。あってはならない悲劇が繰り返された。

朝日新聞デジタル:「心からおわび」無免許18歳容疑者の父親 – 社会朝日新聞デジタル:「心からおわび」無免許18歳容疑者の父親 - 社会

 運転していた亀岡市の無職少年(18)の父親(47)が23日夜、報道陣の取材に応じ、「事故にあわれた方に心からおわびを申し上げます。ただただ頭を下げて謝るしかない」と繰り返し謝罪した。事故直後、少年の携帯電話から「大変な事故を起こした」とおびえた声で電話があったという。

 父親によると、少年は父親と兄との3人暮らし。中学時代はラグビー部に所属し、定時制高校に進んだが半年で中退。その後は土木作業員などのアルバイトをしていたが、最近は仕事をしていなかった。父親に「将来やりたいことが見つからへん」と悩みを漏らす一方、「仕事を探してがんばるわ」と就職に意欲も見せていたという。

 2年ほど前に無免許運転で検挙された時、父親に「もう無免許運転はしない」と約束したという。少年は22日午前8時半ごろ外出し、夜も帰ってこなかった。父親は「以前は外泊することがあったが、最近はなかった」と話し、少年が運転していた車や同乗の2人については「知らない」と語った。

3少年「丸1日眠らず」走行…亀岡死傷事故 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)3少年「丸1日眠らず」走行…亀岡死傷事故 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 京都府亀岡市の府道で23日、集団登校中の同市立安詳(あんしょう)小学校の児童ら10人が軽乗用車にはねられ、2人が死亡した事故で、京都府警に逮捕された3人の少年(いずれも18歳)が調べに対し、「前日から事故を起こすまで一切、寝ていなかった」と供述していることがわかった。

 少年は前日朝から外出しており、府警は少年がほぼ1日眠らず、疲れから居眠り運転をしたとみて調べている。

 捜査関係者によると、自動車運転過失傷害容疑で逮捕された少年は22日朝、自宅から外出。その後、大学1年の男子学生(18)、専門学校の男子学生(18)=いずれも道交法違反(無免許運転)のほう助容疑で逮捕=と合流したという。3人は「亀岡市や京都市内を車で走っていた」と供述。亀岡市内のファストフード店に立ち寄るなどしたが、睡眠をとっていなかったという。

京都・亀岡の無免許居眠り10人死傷―腑に落ちぬ「少年だから刑罰軽減」 : J-CASTテレビウォッチ京都・亀岡の無免許居眠り10人死傷―腑に落ちぬ「少年だから刑罰軽減」 : J-CASTテレビウォッチ

きのう23日(2012年4月)、京都府亀岡市で無免許の少年(18)の運転する軽乗用車が通学途中の小学生と保護者の列に突っ込み、妊娠中の保護者と小学生が死亡、2人が重体、6人が重軽傷を負った。少年は自動車運転過失傷害の疑いで、同乗していた少年2人も無免許運転ほう助の疑いでそれぞれ逮捕された。少年は1晩中、車で走っていて居眠りをしていたという。
以前にもバイク無免許で摘発
アナウンサーの加藤シルビアが容疑について、運転していた少年は自動車運転過失致死傷に切り替えられ、無免許運転と合わせ計8年以下の懲役、同乗の少年2人は6か月以下の懲役の可能性があると説明する。

司会のみのもんた「保護者の方には7か月の赤ちゃんがいた。赤ちゃんも含め3人が亡くなった。それでも過失ですか」
コメンテーターの杉尾秀哉(TBS解説・専門記者室長)「実態としては殺人です。しかも、この少年は以前にもバイクの無免許で摘発されている」
みの「気持ちはどこへ持っていったらいいのでしょう」
三屋裕子(スポーツプロデューサー)「ご家族のことを思うと、言葉はないですよね。本当に罪深い事件です」
みの「3人の命が奪われて懲役8年以下といわれたのでは、個人的には堪らないですね」
危険運転致死傷罪適用難しく「長くて服役5年」
逮捕されたのは18歳の少年なので、まず家庭裁判所で審判が下され、悪質と判断されると裁判が行われる。弁護士の若狭勝に聞くと「飲酒運転や過度の速度違反ではないので、危険運転致死傷罪の適用は難しい。現実的に考えると5年前後の服役が考えられる」という。
みのは「未成年という言葉がよく出ますが、思慮分別のある18歳になって、しかも過去に摘発されていて、無免許で居眠りで、これは相当厳しく考えなければいけないんじゃないですか」と腑に落ちない口ぶりだった。

10人死傷事故、18歳少年ら3人を送検  MBSニュース – MBS毎日放送の動画ニュースサイト –10人死傷事故、18歳少年ら3人を送検  MBSニュース - MBS毎日放送の動画ニュースサイト -

 23日、京都府亀岡市で児童らの列に車が突っ込み、10人が死傷した事故で、逮捕された18歳の少年ら3人の身柄が検察庁に送られました。

 24日正午前、車を運転していた18歳の少年と同乗していた少年2人の身柄が検察庁に送られました。京都府亀岡市で23日起きた事故では、小学2年生の小谷真緒さん(7)と、妊娠していた保護者の松村幸姫さん(26)が死亡、2人が依然重体で、6人が重軽傷を負いました。

 運転していた18歳の少年は無免許でしたが、警察によりますと、制限速度40キロを超える時速50キロ程度で突っ込んだ可能性があるということです。

 取り調べに対し、少年は「ファストフード店に途中立ち寄り、車で一晩中走っていた。居眠りをしていた」という内容の供述をしているということで、警察は居眠り運転が原因とみて調べています。(24日13:46)

京都新聞 社説 – 亀岡登校事故京都新聞 社説 - 亀岡登校事故

 またしても惨劇が起こった。
 亀岡市できのう朝、登校中の児童らの列に車が突っ込んだ。児童と保護者の女性の計2人が死亡したほか、2人が重体、6人が重軽傷を負う痛ましさだ。
 京都の祇園で12日、暴走車が次々に歩行者をはね、7人を死亡させた事故があったばかりだ。悪夢の再来に暗然とさせられる。
 集団登校の児童9人が歩道を縦に並んで歩き、最後尾に保護者の女性が付き添っていた。そこへ軽乗用車が後ろから突っ込んできたという。
 京都府警は、運転していた18歳の少年を逮捕し、自動車運転過失致死の疑いで調べているが、無免許で「居眠りしていた」とも話しているという。
 児童の家族らはやりきれない怒りと無念さでいっぱいだろう。新学年になって間もない学校での楽しい生活がこの日も待っていたはずだ。
 現場は児童らが通う小学校近くの府道で、並走する国道9号の抜け道になっていた。ふだんからスピードを出す車が多く、PTAや地元自治会から再三、安全対策を求める要望が上がっていた。地域の声が届かぬまま事故を招いてしまったのは残念でならない。
 通学の児童や生徒が被害に遭う交通事故は後を絶たない。京都では2007年、精華町で横断歩道を渡っていた児童15人の列にバイクが突っ込み、3人がけが。02年には綾部市の市道で児童や園児の列にワゴン車が突入し、1人が死亡、11人が重軽傷を負った。
 事故が起きるたびに通学路の安全対策の必要性が叫ばれてきた。
 近年、ガードレールや信号機の設置、歩道整備などハード面の対策とともに、学校、地域、家庭、警察などが連携し、事故をなくすための取り組みを幅広く展開するようになってきた。
 しかし地域の通学路を個々に見ていくと、今まで気づかなかった不備などがあるかもしれない。
 各地域でいま一度、通学路を中心に、子どもや高齢者、障害者らを守る目線で、あらゆる生活道路の安全性を総点検してみてはどうか。通学ルートや登校児童数、付き添いの人員や役割のあり方などが現状でいいのか考え直す機会にすべきだ。
 もう一点、付け加えたい。確かにガードレールや信号機などを設置すれば、事故防止に一定の効果はあるだろう。しかしスピードを出しやすい道路がある限り、事故を完全には封じられまい。
 スピードを出せない道路にするにはどうしたらよいか。新たな発想も必要だ。まずは地域の人たちがわが町を歩き、町づくりの視点から生活道路のあり方を行政に提案していくのも一方法だろう。

[京都新聞 2012年04月24日掲載]

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