東日本大震災のがれき受け入れを巡り、石川県金沢市の市長宛に「震災がれきを受け入れたら殺す」という内容が書かれた3通の脅迫状が届いた事件があり、市長は3日に金沢中署へ被害届を提出し同署は脅迫の疑いで捜査しています。
金沢市市長は「電話やメールなどで、賛否について意見はもらっていたが、脅迫もどきのようなものはなかった。日本国民の良識だと思っていたので、大変残念だ」と述べており、「こういうものは単なるヒステリックで、一方的なものだ。相手にはしない」と述べ、がれきの受け入れ検討に影響はないことを強調しました。
私も去年4月に福島から来た子供が虐められている問題や震災瓦礫受け入れについての記事に対して福島県民と名乗る川崎市民から脅迫めいたコメントを受けましたが、はっきり言って、原発反対の方の中には感情的に批判をする人がいるようですし、今回のように震災瓦礫受け入れをした自治体や市長に脅迫状を送りつけるなどは卑劣で許されるものではありません。
【「福島県民」と名乗る方からのコメントへのお返事 – Drole de sujet】
無論、受け入れには検査と基準の数値の取り決めや瓦礫の処理方法や能力も考慮し鑑みる必要はありますが、放射性物質というのは検査すれば分かるものですし、東日本大震災では被災地が広範囲にわたり、場所によっては放射性物質が少ないところもあるわけですね。
震災瓦礫にしてもそうですが、昨年から福島へのいわれない声もあり、これからはそうした問題の是正もされていくことが必要になります。
また、市長の話にもありましたが、こうした暴力や脅迫によって言論を封殺しようとするものは相手にせず、淡々と警察に通報し粛々と復興支援の作業を進めるのが望ましいですね。
続きを読む 金沢市長宛に「がれき受け入れたら殺す」という脅迫状 警察に被害届提出