アメリカのカリフォルニア州で7月にフォアグラの製造と製品の販売が禁止されるのを前に、料理人らから抗議の声が上がっています。
無理やりアヒルやガチョウに餌を与えて肝臓を肥大させる製法が動物虐待として、アーノルド・シュワルツェネッガー知事が2004年に、動物保護団体の意見を受けて、法案に署名しており、代替的な給餌方法を見つけるまで法の執行が8年間の猶予が設けられていました。
カリフォルニア州では2010年に鯨肉を出した寿司料理店を訴追したこともある州です。
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世界三大珍味のフォアグラはヨーロッパ圏でもドイツから批判を受けており、フランスはこれに真っ向から反論する形で議論が過熱していました。
アヒルやガチョウに強制的に餌を与えることで脂肪肝を起こさせ、肝臓を10倍もの大きさに肥大させて作る方法が常軌を逸しているとの動物愛護団体による圧力があるわけですが、家畜を食べることで虐待かそうでないかの区別とはなんだろうかとも思ってしまいます。
また、給餌を強制的に行うから虐待だという事ですが、カモなどは渡りを行う前に肝臓に脂肪を貯めて脂肪肝になる性質があり、これを人工的に行うことが虐待なのかは疑問ですね。
これが問題なら、牛を肥大させて脂肪をつけることや、牛骨粉を牛に与えて共食いさせているアメリカという国が、フォアグラの製法にケチを付けるのは意味が分かりません。
まぁ、日本の鯨や魚の踊り食いの食文化を批判するように、自国の文化を棚にあげて他国の食や文化を批判する国というのは多いものです。
何かしらの一方的な意見が通ることで、何かが食べられなくなったり料理する権利がなくなるというのは、ちょっとおかしな話ですね。
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