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マンナンライフ、消費者庁の安全基準沿った小さく軟らかいこんにゃくゼリー発売

こんにゃくゼリーで有名な食品メーカー(株)マンナンライフが、消費者庁の定めた安全基準に沿った商品を12月に発売するそうです。
ここ数年、こんにゃくゼリーを喉につまらせる高齢者や乳幼児が数件いるため、消費者庁は様々な調査の結果、こんにゃくゼリーの危険性を訴え、こんにゃくゼリー販売メーカーには安全基準順守や販売の規定や販売中止を求めています。

株式会社マンナンライフ|蒟蒻畑株式会社マンナンライフ|蒟蒻畑
株式会社マンナンライフ|蒟蒻畑

しかしながら、食品による窒息事故は「「もち」77例、次いで「ご飯」61例、「パン」47例(消防調査)」であり、
『「カップ入りゼリー」は、消防調査8例、救命救急センター調査3例、両調査とも高齢者が乳幼児よりも多かった。』と厚生労働省が19年度(平成20年1月~3月 調査)でまとめています。

厚生労働省:食品による窒息事故に関する研究結果等について(その3)厚生労働省:食品による窒息事故に関する研究結果等について(その3)

ちなみに、ニーズのある従来品のこんにゃくゼリーの販売も行うとマンナンライフは発表していますが、消費者庁はこれの販売中止を求めているそうです。
親などが高齢者や乳幼児に蒟蒻畑を与えなければいい話のような気がします。

消費者庁のロジックですと、餅やご飯やパンも禁止すべきです。
事故が起きてはいけませんからね。
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「茶のしずく石鹸」アレルギー症状471人、うち66人重篤な症状

7月から国民生活センターや厚労省から被害が報告されている「茶のしずく石鹸」で、アレルギー症状を471人が引き起こし、うち66人が救急搬送や入院が必要な重篤な症状だったと厚労省が発表しました。
7月当初に国民生活センターに相談があった件数でも650件ほどあったとされ、日本アレルギー学会にも千件超す症例が報告されているそうで、被害件数は更に増えるかもしれません。

「茶のしずく石鹸」アレルギー症状471人、うち66人重篤な症状

急性アレルギー被害出た「茶のしずく石鹸」で女性提訴、全国に弁護団設立も | CUTPLAZA DIARY
「茶のしずく石鹸」アレルギー重症例相次ぎ集団訴訟の動き | CUTPLAZA DIARY
「茶のしずく石鹸」使用者が急性アレルギーで呼吸困難や意識不明など国民生活センターに約650件の相談 | CUTPLAZA DIARY

国民生活センターの報告ではアレルギー反応によるアナフィラキシーショックを引き起こした人が呼吸困難や意識不明に陥り救急車で運ばれるといった相談が約650件寄せられた

合わせて集団訴訟の動きもあるようですが、こうした小麦由来のアレルギーは生涯に渡って注意が必要な問題ですので、今後の動向が気になります。
また、「茶のしずく石鹸」以外のメーカーの製品でもアレルギー症例があったそうですが、美容や化粧品などに使われる成分のアレルギー検査が必要になるのかもしれません。
ただし、今回のアレルギーはアレルギーの原因物質となった小麦由来タンパク質「グルパール19S」などを使用した後に、運動などで汗をかくと引き起こる『運動誘発性のアレルギー』ですので、それなりの検証期間が必要でしょう。
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世田谷住宅床下から「ラジウム」原発とは無関係。今後、別の場所へ保管予定

東京都世田谷区弦巻5丁目の歩道の一部から高い放射線量が測定された問題で、この放射線は隣接する住宅の床下の箱の中にあった瓶に入っていた放射性物質「ラジウム」が原因であり、福島の原発とは無関係と判明しました。問題の瓶は文科省が昨日のうちに鉛の容器に密閉したところ、周辺の放射線量は0.1~0.3マイクロシーベルトまで下がったとのことです。
問題の歩道では高い放射線が検知されていたのですが、放射性物質の入ったガラス瓶が見つかった住宅の板塀の所だけ放射線が高く、アスファルトは値が高くない状態だったとのことで、昨日は通学路になっていた問題の場所を避けるよう迂回して通学する対策がとられたそうです。今後住宅から別の場所に移して保管する事になっています。

世田谷住宅床下から「ラジウム」原発とは無関係。今後、別の場所へ保管予定

世田谷の高放射線量、原発事故と無関係。住宅床下の瓶の中身は「ラジウム」とみられる。 | CUTPLAZA BLOG
東京・世田谷区の高放射線量、隣接する住宅の床下の箱の中にあった瓶が原因 | CUTPLAZA BLOG

東京電力福島第一原発の事故の影響で、日本の各地でホットスポットと呼ばれる放射線の高い数値が計測される場所が検知されるケースが増えています。
今回の放射性物質の発見は、ホットスポットが無いか調べていた経緯で判明したのですが、こういう原発とは関係ない形で放射線が検出されるケースもあるのだということですね。
マスコミはこぞってこの謎のホットスポットが原発由来のものではないかと報道していたところもあったようで、某フジテレビのニュース番組司会者小倉智昭さんは「世田谷のド真中で出たということは、ここ1か所だけとは考えられませんね」と発言するも出演していた首都東京大学の福士政広教授に「そういうことも考えられますが、普通、その場合は周りの地面も高い数値になるので、ここのケースはレアケースと考えています」と否定されていたようです。
また、住民の方はこの瓶について知らなかったと話しているようですか、ネットでは「東電の仕業」などと根も葉も無い噂が出ていたりもするようです。

ラジウムというのはキュリー夫人の伝記を読んだ時くらいにしか目にしたことがなかったのですが、ラドン温泉(ラジウム温泉)はラジウムが壊れて発生したラドンを含む温泉で治療を目的としているようですし、昔は塗料などでもラジウムは利用されていたことがあるようです。
ただ、現在では放射線が問題となるために取り扱いや処分方法が法律で決まっているようです。
今回の瓶入りラジウムは、そうした時代に取り残され処分されずにそこにあったものである可能性が高いということです。
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急性アレルギー被害出た「茶のしずく石鹸」で女性提訴、全国に弁護団設立も

茶のしずく石鹸を使用後にアレルギー症状の被害にあった女性が製造販売会社を提訴しました。茶のしずく石鹸に含まれていた小麦由来の成分が原因で全国に急性アレルギーを発症した被害相談が相次いだことで、国民生活センターや厚生労働省が市民らに注意喚起をし製造会社には昨夏には指摘していました。また、製造会社は昨年12月以降、一切の小麦成分を茶のしずく石鹸から排除をし、今年5月20日には、旧製品を自主回収すると発表していました。

「茶のしずく石鹸」アレルギー重症例相次ぎ集団訴訟の動き | CUTPLAZA DIARY
「茶のしずく石鹸」使用者が急性アレルギーで呼吸困難や意識不明など国民生活センターに約650件の相談 | CUTPLAZA DIARY

一方で、「もっと早く対応できたのでは」と同社の姿勢を疑問視する声もあり、回收に到るまでに時間がかかっていたため、アレルギーになる可能性があるとの情報を知らずに使用者が症状を悪化させたという事も指摘されています。

報道では9月21日には仙台市の女性が「茶のしずく石鹸」販売会社「悠香」を提訴するとされています。
また、全国各地で「茶のしずく石鹸」アレルギーの無料相談などを受け付ける弁護団が設立しており、集団訴訟の動きもあるようです。

■「茶のしずく石鹸」被害者弁護団(※現在確認出来た弁護団のサイト)
茶のしずく被害者福岡弁護団
茶のしずく石鹸被害救済東京弁護団 | こちらは茶のしずく石鹸被害救済東京弁護団のホームページです。
茶のしずく石鹸被害救済 大阪弁護団
福岡県弁護士会 福岡県弁護士会 新着情報:「茶のしずく被害」救済福岡説明会

今回のアレルギー被害は、石鹸の成分に小麦由来のタンパク質を使用していたため、それを毎日数回使用することで小麦へのアレルギーを発症するものでした。特定のプロセスを踏んで起きるアレルギーですが、発症後は飲食による小麦の摂取によってアレルギーによるアナフィラキシーショックのような症状を起こし、呼吸困難や意識不明になった重症のケースも見られたようです。
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国民生活センター、放射線測定器9製品の調査結果「測定性能不足や不当表示」

東日本大地震で起きた原発事故の影響で放射能を気にする人が放射線測定器(ガイガーカウンター)を購入する人が増えているようですが、比較的安価な放射線測定器では食品や飲料水等が暫定規制値以下かどうかの判定はできないという調査結果を国民生活センターが発表しています。
楽天やYahoo! ショッピングやAmazonにて通信販売されている1万円以上10万円未満で購入できる9銘柄の放射線測定器を調査した結果、「通常環境下の0.06μSv/h 以下の低線量を正確に測定する性能はなかった」としています。

比較的安価な放射線測定器の性能(発表情報)_国民生活センター
比較的安価な放射線測定器の性能(発表情報)_国民生活センター

震災以降、災害に便乗した詐欺が発生しており、放射線測定器として仕組みや性能が疑わしい物を売りつける業者も報告されています。

放射線測定の仕組みや性能が疑わしいものをガイガーカウンターと称して販売している業者がいる_国民生活センター放射線測定の仕組みや性能が疑わしいものをガイガーカウンターと称して販売している業者がいる_国民生活センター

ちなみに、測定機器と測定方法がどちらも正しくないと測定は出来ません。
気になるのは分かりますが、測定は信頼できる公的な機関に任せて、公表されているデータ等を参考にするようにしましょう。
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男性の薄毛率は欧州ほど薄毛多く、日本はアジアの中でトップ

男性の薄毛率は欧州→北中米→アジアと徐々に薄毛率が低下する「西高東低」の傾向があり、世界の国々で最も薄毛の多い国はヨーロッパなどが多く、日本などのアジア圏は世界的に少ない傾向があるそうです。
壮年性脱毛(若ハゲ)の割合でも東洋人が10人に1~2人なのに対して西洋人は10人に3~4人という結果になります。

男性の薄毛率は欧州ほど薄毛多く、日本はアジアの中でトップ

西洋人のほうが東洋人よりも薄毛の人の割合が多いというのは、髪質や髪色と同じように薄毛になりやすい遺伝的な問題があるのでしょうね。

ただし、先進国ほど薄毛率が高い傾向があり、日本はアジア圏で最も薄毛率が高い傾向にあります。
一般に薄毛の原因である壮年性脱毛症は男性型脱毛症の一つであり、男性ホルモンの影響が大きく関わっています。
また、脱毛の原因は髪や頭皮に外的ストレス・人的ストレス・精神的ストレスなどが先の遺伝などと合わさって色んな脱毛症を引き起こします。

脱毛症の多くは昨今医薬品の育毛剤が様々登場していますが、投薬をやめるとまた脱毛が始まったり、薬をつけても効果が薄れるといったことも起きているようです。

以前から脱毛症は遺伝的な作用が大きく関わっていることが研究されて明らかになってきており、最近になって日本の大学が脱毛に関わるタンパク質を発見しています。
もしかしたら近い将来、脱毛症に関わるすごい薬が発明されるかもしれませんね。
英など遺伝子変異研究「特定の2種類の遺伝子変異を持っている人は、薄毛になる確率が7倍に」 | CUTPLAZA DIARY
抜け毛や白髪の原因で髪の幹細胞生成に必要なタンパク質が解明 | CUTPLAZA DIARY
毛の再生治療、マウスで成功。脱毛症治療に応用 | CUTPLAZA DIARY
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ファミレス「ガスト」の客14人から赤痢菌検出。120店営業自粛

すかいらーくが運営するファミレス「ガスト」で飲食した14人から赤痢菌が検出された問題で宮城県は出荷元の宮城県内の工場が感染源と断定し3日間の営業停止処分としました。また、すかいらーくは31日に東北6県のガスト全91店、北海道の全23店、栃木県の一部6店の計120店の営業自粛としました。

食中毒を防ぐ!家庭の調理新常識110―安全な食卓なくして「食育」なし。
食中毒を防ぐ!家庭の調理新常識110―安全な食卓なくして「食育」なし。

日本国内で赤痢菌による集団食中毒が起きるのを久しぶりに見ましたが、人から人に経口感染するこの赤痢菌は国内で発生することは珍しくないようです。ここ数年の赤痢菌感染者は年間700~800人ほどあり、70%程度は海外渡航者で感染するケースがあり、国内でも保育園、学校、ホテルなどでの集団発生するケースがあります。

赤痢菌には4種あるのですが、多くのメディアで詳しく取り扱っているところが少ないですが、症状は軽症であるそうなので国内で多くある赤痢菌の一種なのかもしれません。

この赤痢菌は経口感染で人から人に移りますから、衛生管理をしっかりしていれば発生も起きにくいと思われます。
今回、感染源とされる食品は、患者全員が食した「浅漬けの漬物」だそうで、加熱処理が出来ない関係で赤痢菌の感染に至ったようですね。
朝の報道番組「スッキリ!」に出演していた医療関係者の「どこにでも発生する可能性はある」という話を理解できなかったのか、食中毒の理解が乏しそうなコメンテーター(加藤浩次とテリー伊藤)が「感染源の特定を徹底して欲しい」と発言していたのにはスッキリしませんでした。
報道番組の仕事はすかいらーくを責めることではないはずです。
赤痢菌は人から人に感染しやすい食中毒であるとともに、保菌後に数日の潜伏期間があるため、いつごろどこで食べた食品が感染の可能性があるのかという重要な情報を流して欲しかったです。

気になるのは東北で食中毒患者が集中している点であり、東北地方は東日本大地震の際起きた津波によってハエが大量発生していますが、今回の事件に関わらずハエによる媒介によりある程度食中毒リスクは高くなっていると思われます。
ハエを台所や食品のある場所に入れないようにするとか、一般の家庭でも食品に使う食器や道具・手指の消毒に注意してください。
また、食中毒は季節に限らず発生しますし様々な菌で起きますので、消毒の徹底と生肉・生魚の処理に気をつけるとか加熱をするなどの対策はしておいたほうが良さそうです。
消毒は手指にはアルコール消毒、包丁・まな板・食器は洗浄後アルコール消毒とか次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)などを希釈したものにつけるなどをしましょう。
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義援金約90億円が福島県から返還と日本赤十字社の仕組みについて #募金

日本赤十字社の東日本大地震(平成23年東北地方太平洋沖地震)の募金で、福島県から義援金約90億円が返還されていたとの事です。日本赤十字社では義援金を被災地からの被災状況に応じた金額で報告を受けた金額を送金していますが、福島県が被害状況を多めに見積もったために余剰金が発生したようです。返還された返金分は他の地域の義援金配分に回されるとのことです。

※日本赤十字社は東日本大地震の募金を9月末まで行っています。引き続きご協力をお願いいたします。
募金情報まとめ – 平成23年東北地方太平洋沖地震 http://htn.to/vcNKMi / はてなブックマーク http://b.hatena.ne.jp/entry/sites.google.com/site/quake20110311jp/bokin 平成23年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
募金情報まとめ - 平成23年東北地方太平洋沖地震

【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|東日本大震災義援金を受け付けます
【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|東日本大震災義援金を受け付けます

ちなみに現在は日本赤十字社での配分委員会では第二次配分までを送金しています。

日本赤十字社と中央共同募金会の義援金の第1次配分の割合が決まりました。 #jishin | CUTPLAZA DIARY日本赤十字社と中央共同募金会の義援金の第1次配分の割合が決まりました。 #jishin | CUTPLAZA DIARY
日本赤十字社と中央共同募金会の義援金の第2次配分(約1691億円)の配分方式 #bokin #jishin | CUTPLAZA DIARY日本赤十字社と中央共同募金会の義援金の第2次配分(約1691億円)の配分方式 #bokin #jishin | CUTPLAZA DIARY

日本赤十字社の送金状況など
【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|東日本大震災義援金の受付・送金状況
【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|プレスリリース
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福島原発1時間最大2億ベクレル放出、事故後1000万分の1

東京電力は17日、東京電力福島第一原子力発電所の原子炉建屋から1時間あたり最大で推定2億ベクレルの放射性物質が出ていると発表しました。これは事故直後の3月中旬と比べると1000万分の1に減ったことなり、敷地周辺での被ばく線量は年間0.4ミリシーベルトと試算しています。
結果的に放出されている放射性物質の量は減っているとしながらも、放出量を0まで減らす為のカバーなどの設置を急がなくてはいけない状況です。

緊急解説! 福島第一原発事故と放射線 (NHK出版新書 353)
緊急解説! 福島第一原発事故と放射線 (NHK出版新書 353)

1~4号機の循環型冷却装置が稼動し水温が40度以下になっている為、ステップ2の目標は達成できたと評価し、原子炉については10月半ば~来年1月半ばに原子炉を「冷温停止」にする目標となっています。
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「茶のしずく石鹸」アレルギー重症例相次ぎ集団訴訟の動き

「茶のしずく石鹸」に含まれていた小麦成分によるアレルギー症状が重症化した例もあるようで、集団訴訟の動きもあるのではという報道がされています。5月20日に厚生労働省が問題の「茶のしずく石鹸」に含まれる小麦成分によって昨年10月以降、計67人がじんましんや息苦しさなどの症状を起こしたと発表していました。

食物アレルギーとアナフィラキシー
食物アレルギーとアナフィラキシー

問題起きていた「茶のしずく石鹸」には小麦成分(分子量を小さくした小麦の加水タンパク質)が使われており、その分子量が大きかったことにより小麦アレルギーを発症しやすかったのではとのことです。また、対象の「茶のしずく石鹸」は2010年12月7日以前の販売分であり、販売元は一切の小麦成分を茶のしずく石鹸から排除。今年5月20日には、旧製品を自主回収すると発表していました。
厚生労働省と国民生活センターなどの発表当時、「運動誘発性アレルギー(小麦含有食品を摂取してその後に運動した際に全身性のアレルギーを発症)」や、呼吸困難や意識不明になるなどのアナフィラキシーを起こし救急搬送されたり入院をした重度の事例も発表されていました。

問題の「茶のしずく石鹸」は2010年12月7日以前の販売分が対象であり、販売元は一切の小麦成分を茶のしずく石鹸から排除。今年5月20日には、旧製品を自主回収すると発表していました。

「茶のしずく石鹸」使用者が急性アレルギーで呼吸困難や意識不明など国民生活センターに約650件の相談 | CUTPLAZA DIARY
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細野大臣「放射性物質で汚染された瓦礫の最終処分は福島県外で」

細野大臣は13日、福島の放射性物質で汚染された瓦礫の最終処分は県外で行う考えを示しました。東日本大地震の被害を受けた被災地の一つであり、原発事故により放射性物質で汚染された福島の瓦礫の処分について細野原発事故担当大臣は「一時的に福島県内の市町村で保管することになるものの、最終処分の場所は福島県外とする方向で検討したい」という考えを示しました。

緊急解説! 福島第一原発事故と放射線 (NHK出版新書 353)
緊急解説! 福島第一原発事故と放射線 (NHK出版新書 353)

被災地の瓦礫の処分においては、地震や津波によりかなりの数の瓦礫があるため、被災地ではその瓦礫の保管場所や処理能力が無くなっているため、処分までを被災地だけで行うのは難しいということがあるのでしょう。
ひとつ気になるのは、この細野大臣の仰っしゃる「最終処分の場所は福島県外とする」の部分ですが、除染はその場や県内で行うという部分が抜けているのだと予想しますが、報道でどのように受け取られ質問はなかったのかが気になります。

※日本赤十字社は東日本大地震の募金を9月までしています。引き続きご協力をお願いいたします。
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原発事故処理用のロボット「ASIMO(アシモ)」が開発

原発の内部の作業をホンダのロボット「ASIMO(アシモ)」が担うかもしれません。東日本大地震で被害を受けた東京電力の福島第一原発内の作業で当時、ホンダのアシモが使えないのかという問い合わせがあったそうで、ホンダはその時原発内での作業を想定していない為使用できないというコメントを発表していました。その為、米軍から借り受けたロボットを使用して原発内部の人間が立ち入れない場所での作業をしていました。

着ぐるみロボット アソボー
BB戦士 ガンタンク (221)

アシモの腕で様々な作業を人間に変わって行うことを検討中だそうです。
ただし、今までの二足歩行ではなく、タイヤかキャタピラのような足回りとなるようで、いわばガンタンク・・・。
いや、ASIMOタンクみたいな感じになるとのこと。
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「茶のしずく石鹸」使用者が急性アレルギーで呼吸困難や意識不明など国民生活センターに約650件の相談

5月20日に厚生労働省が「茶のしずく石鹸」に含まれる小麦成分によって昨年10月以降、計67人がじんましんや息苦しさなどの症状を起こしたと発表しました。
そして今回の国民生活センターの報告ではアレルギー反応によるアナフィラキシーショックを引き起こした人が呼吸困難や意識不明に陥り救急車で運ばれるといった相談が約650件寄せられたとの事です。

厚生労働省と国民生活センターの発表をまとめると、
この石鹸を使用することで小麦成分(分子量を小さくした小麦の加水タンパク質)に毎日接することによりアレルギーではない人も急性アレルギーになり、
運動後にアナフィラキシーショックによりじんましんや呼吸困難や意識不明などを引き起こしたとのことです。

小麦加水分解物を含有する「旧茶のしずく石鹸」(2010年12月7日以前の販売分)による危害状況について-アナフィラキシーを発症したケースも-(発表情報)_国民生活センター小麦加水分解物を含有する「旧茶のしずく石鹸」(2010年12月7日以前の販売分)による危害状況について-アナフィラキシーを発症したケースも-(発表情報)_国民生活センター
小麦加水分解物を含有する「旧茶のしずく石鹸」(2010年12月7日以前の販売分)による危害状況について-アナフィラキシーを発症したケースも-(発表情報)_国民生活センター

現在では「茶のしずく石鹸」に含まれていた小麦成分を別のものに変えたとのことですが、4650万個も売れた商品なので回收や危険性の周知徹底が行き届いていないとのことです。
販売した会社によると『運動誘発性アレルギーは、小麦食品でも発生しますし、発生頻度は非常に低いものと考えられていますが、旧商品をお持ちのお客様におかれましては、念のため、旧商品を使わないようにお願いします。』とあるのですけれども、無論、売れた数に比べて650件だと少ないと言えるのかもしれませんが、アレルギーの発生とその症状の重さからしてかなり深刻なケースではないでしょうか。

株式会社悠香|ゆうかストア-旧 茶のしずく石鹸(昨年12月7日以前販売分)をお持ちのお客様へ株式会社悠香|ゆうかストア-旧 茶のしずく石鹸(昨年12月7日以前販売分)をお持ちのお客様へ

こうしたアレルギーの問題は以前からかなりあるはずなのですが、ここまで大きなニュースとして報道されることは珍しいことです。
ただ、今回のアレルギーによるアナフィラキシーショックで死亡することもありうるものですから、こうしたCMで有名な芸能人が報道したものでも、こういう事故が起こりうるということには注意しておかれたほうがいいかとおもわれます。

ちなみに東日本大震災で救援物資としての食事がパンやご飯しか届いていないのでアレルギーの人は食べられないというお話があった際に、「我慢せず食べろ」とか「贅沢だ」という声が見受けられましたけれど、こういう危険な状態になり得るという体質の人もいるのだということはぜひとも知っていて欲しいと思います。
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日本赤十字社と中央共同募金会の義援金の第2次配分(約1691億円)の配分方式 #bokin #jishin

東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の被災者への募金を集めていた日本赤十字社と中央共同募金会の義援金は被災した都道府県に送金されていますが、自治体レベルの被害認定や事務処理の人手不足により被害者への支給が遅れているそうです。
第一次配分の際には当初、約501億円が送られることになっていましたが、その後約823億円を被災した都道府県に送られています。
しかし実際に被災者に届いたのはうち15%の約370億円にとどまっていることが明らかになりました。

募金情報まとめ – 平成23年東北地方太平洋沖地震 http://htn.to/vcNKMi / はてなブックマーク http://b.hatena.ne.jp/entry/sites.google.com/site/quake20110311jp/bokin 平成23年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
募金情報まとめ - 平成23年東北地方太平洋沖地震

【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|東日本大震災義援金を受け付けます
【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|東日本大震災義援金を受け付けます

被災県への義援金配分状況(単位:円)(日本経済新聞調べ)

県への送金額 市町村への送金額 被災者への配分額 配分率(%)
青森 2億7190万 2億7190万 2億1787万 80.1
岩手 101億5255万 101億5255万 48億 736万 47.4
宮城 331億 524万 306億9338万 93億4952万 30.5
福島 350億4500万 273億 987万 214億7111万 78.6
茨城 27億8551万 24億3110万 7億1577万 29.4
栃木 3億9638万 2億5215万 1億 881万 43.2
千葉 3億8989万 3億8989万 2億9852万 76.6

(注)配分率は市町村から被災者への配分済みの割合

通常、日本赤十字社と中央共同募金会の義援金からの義援金は都道府県に送金されてから都道府県単位で行われる配分委員会から市町村への配分され被災者に配分される事になっています。

寄付者

【募金】日本赤十字社・中央共同募金会

国レベルの配分割合決定委員会

都道府県

配分委員会

市町村

被災者

日本赤十字社と中央共同募金会の義援金の第1次配分の割合が決まりました。 #jishin | CUTPLAZA DIARY日本赤十字社と中央共同募金会の義援金の第1次配分の割合が決まりました。 #jishin | CUTPLAZA DIARY

しかし、今回の震災ではあまりにも広範囲の被災地域と被災者があったため、通常の処理では配分割合の決定も遅れるとの危惧がなされ、国が一旦間に入る「配分割合決定委員会」により配分対象に対する配分額を取り決め、それに基づいた金額を日本赤十字社と中央共同募金会から都道府県に送金されました。
しかし今義援金が被災者に届かないとされる問題は、その都道府県に送られた後に、都道府県並びに配分委員会、市町村によって行われている被害認定や事務処理の人手不足により起きている遅延問題のようです。

その事を踏まえ、2度目の国レベルによる義援金配分割合決定委員会において、残る義援金約1691億円を第二次配分では死者数などに応じ被災県へ比例配分する方式へ改める決定が6日なされました。

義援金の配分基準(朝日新聞 調べ)

配分対象 第一次配分額 第二次配分額
死者・行方不明者の遺族や家族 35万円 第一次と同じ配分割合で支給
全半壊の住宅被害者 35万円
全半焼の住宅被害者 18万円
福島第1原発事故による避難者 35万円
配分総額 約823億円 約1691億円

問題は、都道府県や自治体レベルの配分委員会や市町村での被害認定や事務処理の速度をあげることであり、手続きの簡略化や遅れの生じている自治体の調査と応援の職員を増員する事が求められています。
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